内容説明
悲痛でありながらも希望に満ちた物語。
最愛の人を失い絶望したカナが、5年間の服役を終え向かったのは、獄中で出産した娘のもとだった。世界的ベストセラー作家が贈る感動作!
悲劇的なあやまちのために5年間服役したカナは、4歳の娘との再会を願って、すべてがうまくいかなかった町に戻ってきた。しかしすぐに、過去を修復することがいかに困難であることがわかってくる。娘の人生に関わる誰もが、カナがどんなに努力しても、彼女を締めだそうとしてくるのだ。唯一、カナを完全に拒絶しないのは、地元のバーのオーナーで、カナの娘がなつくレジャーだけだ。ところが、レジャーとカナがお互いの気持ちを確かめあい、親しくなることは、どちらも大切な人たちからの信頼を失う危険があった。二人が未来を築くためには、過去のあやまちの許しを得る方法を見つけなければならなかった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しゃお
25
あらすじ読んだだけで辛そうだと寝かせていた本書。読んでいてやはり胸が苦しくなり辛い想いをするけれど、まごうことなき〈愛と許し〉そして〈再生〉の物語で、溢れる愛に涙せずにはいられませんでした。最愛の人を自身の過ちで失い服役したカナ。一度も抱く事が叶わなかった娘に会いに戻った町で出会う、最愛の人の親友。愛と憎しみに揺れる心の機微や、ただただ愛し愛されたい、許されたいと願う想いが、甘過ぎないロマンスとして描かれる事で主人公を含めそれぞれの立場になり、一緒になって考えます。果たして自分だったらと想像した結果は?!2024/09/06
KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
10
母親目線て読んで涙した༎ຶ‿༎ຶ そして、ヒーローがヒロインに言った、ある一言で涙した(:_;) 良い作品だった2024/04/29
ぼくバジル
0
このままアメリカのドラマになりそうな感じのストーリー。もし数年後に映像化されて、土曜の昼下がりかなんかにのんびり観たら、ああ知ってる、知ってる、ってことになりそう。素直で優しい話でした。2025/01/25




