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内容説明
コロナ収束以降、日経平均株価は3~4万円台と高値をキープし、一時、バブル期に記録した最高値も更新した。2025年になってトランプ関税に振り回されつつも、しっかり持ち直してもいる。その一方で、足元の物価高もあって、庶民の生活は厳しいまま。なぜ、株価は好調なのに庶民はその恩恵を感じられないのか。国民全体が好景気に沸いたバブル期と何かが違うのか。現在の「株高不況」の真因と、生活者ができるその対応策を、気鋭のエコノミストが鋭く、かつ、わかりやすく解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
森林・米・畑
24
インフレ経済へ移し、世の中物価高へ。私自身の商売経験上、経験したことがない値上げの連鎖。企業努力での(身を削った)価格据え置きから、適正価格(コスト転嫁)になって来たのか。賃金と物価の釣り合いが取れるまでは時間がかかりそうだ。日銀政策、賃金と物価、株高不況の説明など分かりやすかった。今後の生活防衛の為にも、知識として持っておいた方が役に立つと思った。2026/03/16
きみどり
15
決算シーズンも終わり、蓋を開けてみれば日経平均は再び高値更新を目指す勢い。関税の混乱もいずれ来る不況も知ったこっちゃないと言わんばかり。なぜならば...が分かる本。説明が平易でとても読みやすかった。鍵は名目GDP、実態はともかく数字が膨れれば株価は上がるのね。まあとにかくインフレは進む。金融緩和のツケがあるから金利は上げられない。現金の価値はどんどん毀損する。賃金上昇や国による格差是正には時間がかかる。だから対策として投資しなさい、日本株怖くないよ? という内容。(続く2025/08/07
funuu
8
やや楽観的なトーン
日本企業が「稼ぐ力を取り戻している」とする記述や、投資による対応策の提案にはやや楽観的なニュアンスがあります。物価高や賃金停滞が続く中で、全ての生活者が投資に積極的に取り組めるわけではないためより幅広い層への配慮(例: 投資以外の生活防衛策)があっても良かったかもしれません 機関投資家第一生命的マクロ感覚 インフレ防衛で株を買えかな? 日本企業が稼ぐ力を取り戻している一方で、労働分配率の低さが問題であると指摘。特に大企業が利益を内部留保や株主還元に回す傾向が強いことを分析します2025/07/27
KEI
6
株高不況の要因は一言で言ってしまえば、物価の上昇に賃金が追いついていないからだと説明できる。では、なぜ物価は上がり続けるのに賃金は上がらないのか。そのカラクリを様々なデータを根拠に紐解いたのが本書の特徴だ。景気、賃金、物価、金融政策、株価、金利など複雑に絡み合った経済情勢。それをロジカルに解きほぐしてゆく著者の分析が明解で実に面白い。印象に残ったのは賃金に反映されない利益を投資から得るという考え方だ。今の状況を悲観するのではなく、強みにしてゆくような考えの切り替えが肝要である。2026/01/11
つきもと
6
日本経済はデフレからインフレに変わった、株を買おうという本。株価が高くて生活が苦しいという現在の状況に何ら不思議なことはないというのが各種指標を用いて説明されています。本書を読むだけだと、企業が人件費じゃなくて株主還元に利益を使ってるから株価は上がるも生活が苦しいという感じなのでは……という感じはしますね。2025/11/09




