同性婚のこれから - 「婚姻の自由・平等」のために法と政治ができること

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同性婚のこれから - 「婚姻の自由・平等」のために法と政治ができること

  • ISBN:9784763421050

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内容説明

同性婚の「現在地」、そして「その先」を展望する

いまだ法律で認められていない同性婚。そもそもなぜ日本では「異性婚」しかできないのか? 憲法・民法・国際人権法の視点から「法の論理」を、そして独・仏・台湾事情から同性婚法整備の過程とその後の経過を学び、日本における婚姻の自由と平等を考える。

目次

はしがき(辻村みよ子)
 企画趣旨――二一世紀の人権保障としての婚姻の自由・平等(三成美保)

第1部 日本における婚姻の自由・平等
 婚姻の自由・平等をめぐる憲法論――同性婚について(田代亜紀)
 〈コメント〉同性カップルの婚姻の憲法的基礎づけに向けて(西山千絵)
 核心部にさしかかる「結婚の自由をすべての人に」訴訟(中川重徳)
 実務上の課題と具体的な提案:二宮周平

第2部 婚姻の自由・平等の法理――国際比較から
 国際人権法と婚姻の自由・平等――性別制限の撤廃は国際人権法上の義務か(谷口洋幸)
 フランス同性婚の10年と見えてきた課題(齊藤笑美子)
 ドイツでの同性婚まで二五年? 一六年? 四日?(渡邉泰彦)
 「ジェンダー平等」と性的マイノリティの権利――台湾における婚姻平等を中心的事例として(福永玄弥)

 おわりに――同性婚のこれから(三成美保)
 あとがき(糠塚康江)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カモメ

4
同性婚訴訟を概観すると憲法13条との繋がりが薄く感じられるが、憲法13条の権利性を自己決定権として、または人格権として理解しても強い権利性が認められる為、その権利性が婚姻の自由に繋がるべきだと指摘する。また憲法13条論との組み合わせを考えることで、当事者が互いの合意によって共同生活関係を営むことは婚姻カップルのみではなく、多様な形態を伴った共同生活へのニーズを求める人々の保護を射程に入れた議論となり得る可能性、ヘテロセクシズム的な規範からの解放を示唆する。2024/05/27

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