ちくま学芸文庫<br> 幾何学基礎論

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ちくま学芸文庫
幾何学基礎論

  • ISBN:9784480089533

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内容説明

20世紀の数学はヒルベルトを抜きにしては語れない、と言われるドイツ数学界の巨峰37歳の処女作。没後に改訂第8版が刊行されたほど、重要かつ長く読み継がれてきた書。ユークリッド幾何学の全公理を結合・順序・合同・平行・連続の5種の公理群にまとめ、相互の独立性を完全に証明した。公理論的方法が成功を収めた典型例であり、数学全般の公理化への出発点となった記念碑的著作。またユークリッド「原論」同様、影響は数学にとどまらなかった。なお本書には、論文「数の概念について」と著名な講演「公理論的思惟」を併収。【解説:佐々木力】

目次

はじめに/訳者序/幾何学基礎論/序/第1章 五つの公理群/第2章 公理の無矛盾性および相互独立性/第3章 比例の理論/第4章 平面における面積の理論/第5章 デザルグの定理/第6章 パスカルの定理/第7章 公理I-IVに基づく幾何学的作図/結語/数の概念について/公理論的思惟/解説(中村幸四郎)/解説 中村幸四郎畢生の訳業(佐々木力)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

オザマチ

8
平面の幾何学の細部を理解するのが目的ではなかったので、議論の大枠を読み取ることに集中しながら読んだ。公理の独立性を示す方法論は目から鱗だった。2025/01/12

イワトコナマズ

1
図書館で借りて読んだけれど、図書館で借りて読んでしっかりと内容を把握できるような本ではなかった。正直、私には難しすぎたかもしれない。もう少し勉強してから読もうと思う。2014/10/19

よむよむ

0
身の回りにある三角形、四角形、直線などの図形の性質を調べるのが、一般的な幾何学である。一方、本書の幾何学には図形は必要ない。「点、直線、平面の代わりにテーブル、椅子、ビアジョッキと言ってもよい」というのがヒルベルトの言葉。だからこの本を読むのに、定規やコンパスを使っては意味がない。「点aがある→aの文字を書いてもよい」、「直線abがある→文字列abと並べて書いてもよい」などのように、図形的表現を全て語の関係に置き換える作業をやっていくと、本書の幾何学の意味が理解できる。2017/04/22

Z

0
辞書があれば十分初学者でも読了。要素がとらえられる形式の操作の集合として、数学の地図をかく。次はゲーデルかウィトゲンシュタインを、2014/01/17

1.3manen

0
数学者が37歳にして練り上げた論稿。冒頭で、結合の公理、順序の公理、合同の公理、平行の公理、連続の公理という公理群Ⅰを定義し、図示しながらの説明が続く。評者は多元数理幾何学の専門家の議論についていくため、借りてきたが、ヒルベルトの偉業というのだけはなんとなく凄いのだ、というのはわかる。幾何学の説明は、説得力ある説明のために、文系の評者も参考にしたいと思う。2012/05/26

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