内容説明
どこでもドアのように、扉を開ければあらゆる博物館に行ける不思議な屋敷で少女と出会い、少年は冒険の旅へ。ところが古代エジプトの邪悪な力を召喚してしまい…武器は、物語の力。瀬名秀明の初期代表作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
riow
2
小学六年生の夏に起こった不思議な体験のノスタルジックな亨のパートと史実に基づき勉強にもなるマリエットのパートはじわじわと盛り上がり、いつどの様に交差するのかワクワクした。だが作家の「私」の登場で盛り下がってしまうのは自分だけだろうか。小説の外へ追い出され物語についていけなくなってしまう気がするのは。物語は物語ということを忘れて没頭したいな。深月先生の解説にあったように読むたびに視点がかわり表情か変わる作品なのかも。2025/07/31
たかし
2
10年以上前から繰り返し読んでいて、読むたびに、興味が惹かれる場所が増える。オペラ『アイーダ』の原案に至る物語でもあるということをこれまで気に留めていなかったが、今回はじんときた。 自分の中に物語が増えているということだと思う。豊かだ!2025/01/19
梅あんず
2
これはすごい。物語が好きな人、博物館が好きな人、ちょっと不思議な世界が好きな人には読んでほしいかも。 夏休み中の少年・19世紀のエジプト発掘家・作家の「私」というそれぞれの語り手が移って展開していくのが、スポットライトがどんどん切り替わっていくみたいで面白かったし、それが最終的に収束していく様子も凄かった。 メタ的な視点もあいまって、とても深みを感じる作品だった。2024/11/28
atsut101
0
奇妙な洋館の前に来た享が、その洋館の中へ入ると、そこは、無数の扉がある不思議な博物館だった。案内役の少女・美宇、黒猫のジャックとともに扉を開き、時空を超えた冒険が始まる。面白かった。2024/12/08
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