内容説明
真珠湾から本土空襲まで――
日本の運命を決した空の戦いのすべて
昭和45年12月、文藝春秋臨時増刊として刊行された『日本航空戦記』。編集長は昭和史の語り部」と呼ばれる半藤一利。50年余りの時を経て、『日本軍艦戦記』『日本陸軍戦記』とともに「日本戦記三部作」を、当時のかたちのまま復刊。「戦後80年」の今年、今ではもはや直接聞くことのできない多くの証言、貴重な写真の数々によって、あの戦争とは何だったのか、あらためて見つめ直す。
【目次】
グラビア 神風
グラビア 本土空襲
グラビア 名機総集
グラビア ラバウル海軍零戦隊
イラスト 日本の名機 おおば比呂司
われ真珠湾上空にあり 座談会 淵田美津雄、志賀淑雄、松村平太、山本貞雄、大久保忠平
グラビア 真珠湾攻撃
わたしと飛行機
ペラ屋開業まで/糸川英夫
生き残りの記/千宗室
B17操縦の思い出/宇野十郎
空中戦に生きぬく法/坂井三郎
帝都戦災焼失地図を作る/植野録夫
海外にある日本の名機/碇義朗
二式大艇の設計係/南都雄二
”特攻は統率の外道である”/草柳大蔵
名機とその設計者 零戦/松平精 九九艦爆/尾崎紀男 一式陸攻/本庄季郎
鍾馗/内田政太郎 飛燕/大和田信 紫電改/菊原静男 月光/永森義夫
九七艦攻/中村勝治 彩雲/内藤子生 新司偵/久保富夫 二式大艇/菊原静男
ドキュメンタリー 本土防空戦 豊田譲
空を行く”死の兵器”の内幕 高木俊朗
ラバウル零戦隊一つの始末記 高城肇
植村中尉の遺書とその娘 実松譲
新司偵とマラリア戦記 浅田晃彦
米本土爆撃の水上偵察機 藤田信雄
ほか