内容説明
NATO脱退をちらつかせるなど急速に方針を変化させている米国。カナダや中国などとの報復関税合戦、グリーンランド買収、ガザ地区再建など、数多の案件が噴出しています。本書ではトランプの宗教観を中心に、自国ファースト主義という国家観、外交交渉の傾向や人間性について言及しながら、トランプがどのような世界地図を描いているかを解説します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
funuu
6
『トランプの世界戦略』は、佐藤優氏の鋭い洞察力と豊富な国際政治の知識が存分に発揮された一冊です。トランプ大統領の政策を単なる「予測不能な行動」や「ポピュリズム」として切り捨てるのではなく、その背後にある戦略的思考や地政学的意図を丁寧に紐解いている点が印象的です。特に、トランプの保護主義やグリーンランドへの関心を「新帝国主義」と位置づける視点は、従来の分析とは一線を画しており、新鮮で刺激的でした。 トランプとマスクは上手く行く予想は外れ 本が出る前に 世界が動く2025/07/18
松村 英治
1
石破さんのことが結構書かれているのに、首相をやめてしまった…。2025/09/09
zooey
1
トランプの関税政策の本質は重商主義から製造業再興を通した産業構造の転換、真の意味での国力の向上を目指すもの、と理解すると、トランプの表面的なふるまいの下品さを無視すればとても理にかなったものに思える。製造業振興において、トッドはエンジニア不足を指摘するのに対し、佐藤さんは移民活用で対応可能と指摘する。アメリカファーストが国力向上を目指す運動とすると、最近流行りの日本人ファーストは言葉は似ていても内容が根本的に違うような。排外的に日本人優遇することで国が弱っていかないだろうか。 2025/08/13
えびこ
0
トランプ大統領が何故予測不能で常識の通じない存在だと思わせる行動をとるのか、キリスト教という宗教観から見るトランプ大統領の本質など勉強になった。 また、トランプ関税については、自国でモノを作れる産業構造への転換を目指す目的が考えられるとのこと。なるほどなぁ。 そして、アメリカ一強時代が終わり、アメリカが「世界の警察」として役目を果たすことも少なくなってくるかもしれない。「強いアメリカ」から「世界の一員としてのアメリカ」へ。日本も外交、貿易などでアメリカとの関わり方を考える分岐点に立っているのだろうか。 2025/09/27
pepe
0
トランプと石破さんの共通点 予定説 認識戦略2025/07/10
-
- 電子書籍
- 魔王討伐したあと、目立ちたくないのでギ…
-
- 電子書籍
- メイドインアビス公式アンソロジー第五層…
-
- 電子書籍
- 猟人日記~ラ・カサドーラ~ 単行本版 …
-
- 電子書籍
- 風の歌よ、大地の慈しみよ AINE
-
- 電子書籍
- 月刊『優駿』 2018年2月号 - 競…