宝島社文庫<br> 飛び込め地獄

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宝島社文庫
飛び込め地獄

  • 著者名:上田春雨【著】
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • 宝島社(2025/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784299069962

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内容説明

新興宗教の教祖をしていた姉が失踪した――
現役新聞記者が描く、二転三転するサスペンスミステリー


(あらすじ)
「わたしは解脱した。探さないでほしい」
新興宗教の教祖だった姉が失踪した。刑事志望のすばるは、教団から次期教祖になるよう迫られ、姉の捜索を開始。同じ頃、殺し屋を名乗る少女いよに出会う。彼女は「親友を殺したカルト教団に復讐する」ため捜索を手伝うという。密室で変死した両親、姉の失踪、いよの親友の不審死、次々と電車に飛び込む信徒たち……。二人は教団の闇に迫っていく!

【著者について】
上田春雨
1986年、北海道生まれ。筑波大学社会学類卒業。現在は記者として新聞社に勤務。第22回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として『呪詛を受信しました』(宝島社文庫)で2024年にデビュー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mayu

26
新興宗教「宗谷教」の教祖である姉が失踪した。宗谷教が実家である妹が呼び戻され、姉の行方を探す事になる…。軽く読みやすいテンポで書かれているけど妹のすばるもちょっと癖があるし、出てくる人達皆ちょっとズレてて怖い。信者に至ってはこちらの話には耳を貸さなくて、一方的に信じた者への忠誠心と思い込みの思考がただただ怖い。エンタメ感も強いので軽い気持ちで何も考えずに読んだほうが楽しめるのかも。結構全体的にやりたい放題で誰にも共感せぬまま、勢いに「おぉ…………」と思いながら読み終えた。2025/08/10

📖®🍵

3
まさに読む映画!とてつもなく緻密に張り巡らされている伏線を終盤で一気に回収する手腕には脱帽。 伏線回収の為に繰り広げられる攻防戦のシーン。 読み進めるだけで映像が浮かんでくる。 あっという間に読み終えました! 宗教に関しては明るくない自分でも『カルト教団』の漠然としたイメージはあるし、大多数の人が考える『カルト教団』がやっていそうな事が全部行われていた。 教団に属しているメンバーが当たり障り無い名前だったり奇抜な名前だったりとキャラクターもしっかり作り込まれていて本当に面白かったです!2025/08/11

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