トラウマと解離の文脈 - ピエール・ジャネの再発見

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トラウマと解離の文脈 - ピエール・ジャネの再発見

  • ISBN:9784772421119

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内容説明

20世紀初頭に活躍したフランスの卓越した精神医学者,心理学者,哲学者であるピエール・ジャネは,フロイトに先駆けて解離とヒステリーの研究と臨床に携わり,多くの偉大な仕事を成し遂げた。
本書は,ジャネの主要な業績の中で提示された「下意識的固着観念」,「意識野の狭窄」,「統合不全」といった諸概念についての考察に続く,「精神分析へのジャネの影響」,「現代の精神外傷学へのジャネの影響」,「現代の心理療法へのジャネの影響」の三部で構成された国際的な専門家によるジャネへのオマージュともいうべき書である。
ジャネの臨床概念を対象関係論,アタッチメント理論,フェレンツィの研究,ユング心理学,また,ソマティック心理学,ポリヴェーガル理論,メンタライゼーションなど多くの現在の心理療法と結びつけながら,再発見し解き明かすものであり,トラウマと解離を学ぶうえでの礎となる重要文献である。

目次

目次
本書について
訳者序文
シリーズ編者序文

はじめに
第1章 ピエール・ジャネ入門:忘れられた知的遺産
第2章 意識から下意識へ:ジャネ派の視点
第I部:精神分析へのジャネの影響
第3章 ジャネとフロイト:長きにわたるライバル
第4章 ジャネとユング:刺激的な関係
第5章 あちらを立てればこちらが立たず:ジャネが対象関係論に与えた影響
第6章 ジャネからフェレンツィ,そしてブロンバーグへ:解離の文献の間に立つ
第II部:現代の精神外傷学へのジャネの影響
第7章 フロイトの理論に対するジャネの批判に焦点をあて,現代の精神外傷学への貢献を振り返る
第8章 ピエール・ジャネのホリスティック・プロジェクト:(1)Disintegrationあるいはdesagregation
第9章 ピエール・ジャネのホリスティック・プロジェクト:(2)振動と生成:統合不全から統合へ
第10章 ピエール・ジャネと幻覚,パラノイア,統合失調症
第III部:現代の心理療法へのジャネの影響
第11章 トラウマを抱えた患者との催眠療法的関係:現代の治療に対するピエール・ジャネの貢献
第12章 ピエール・ジャネのトラウマ後ストレスの治療
第13章 解離性障害の病因,病態,治療に関するジャネの見解
第14章 勝利の活動:ピエール・ジャネの解釈とトラウマ治療における身体の役割
エピローグ:DSM-5における解離:シル・ヴ・プレ,ドクトール・ジャネ,あなたの見解は?

文献
索引
編者と執筆者
訳者略歴

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