今日も私は、ひとつの菓子を

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今日も私は、ひとつの菓子を

  • 著者名:髙田充【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 淡交社(2025/07発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
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  • ISBN:9784473046703

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内容説明

〈「いったいあんたはんは誰のために、なんのために菓子をこしらえたはるんや」〉
〈第四回京都文学賞「一般部門優秀賞」「読者選考委員賞」ダブル受賞作品(原題『一菓』)。〉
大学を卒業し、とくに夢や目標があるわけではなく毎日を過ごしていた主人公の雄司。ところが偶然に入った和菓子屋「洛中甘匠庵」で目にした「求む、菓子職人」の貼紙をきっかけに、京都島原の有名和菓子店で修業を始める。一年後に後継者を決めるという。腕は一流だが昔気質で頑固な大将との衝突、他の職人との争い、地域の人々や店の仲間たちとの交流を通し、職人として成長していくが、やがて大将の体調にも変化が……。菓子職人としての覚悟、伝統を受け渡す者と受け取る者の想いを描き出す。第四回京都文学賞「一般部門優秀賞」「読者選考委員賞」ダブル受賞作品。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kayo

21
ジャケ読み。私いい勘してました。面白かったです。和菓子スポ根とでも言いましょうか。京都の街や和菓子に詳しく、もしくは和菓子作りに心得がある方には更に面白い作品と思われます。車のディーラーから和菓子職人への転身する主人公の宮本。まともに修行も許されない下地の無さから振り幅で翻しての成長。ヒール役の人物もいますが、それがまた良い感じに効果的に物語に味を出し、その実悪人ではない塩梅が利いています。店の大将の加齢に伴うピンチをチームワーク良く支える姿に涙しました。人を思って作る菓子の美味しさを文で味わいました。2025/07/06

すずらん**

1
京大卒の若者が自動車ディーラーを辞めて和菓子職人になっていくストーリー。誰のために何のために作るのかあらゆる仕事の根本を、追求されていくようだった。大将と師匠と弟子から家族のような関係になっていく最後は涙涙だった。季節の和菓子食べたくなる一品。2025/07/20

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