内容説明
敗戦から80年が経つ“昭和100年”。
先の大戦で戦った先人も、その多くが鬼籍に入っているが、ほんとうに「最後の生存者」が最後の証言を残してくれた……真珠湾、泰緬鉄道、特攻、インパール、レイテ沖海戦、硫黄島、占守島、満洲引き揚げ、ウクライナ抑留――そのとき、その場で彼らは何を見て、何を聞き、何を感じ、何をしたのか? 実体験者の証言は読む者の心の奥底を掴んで放さない。
「そんなことがあったのか……」と、我々の戦争観、昭和観を根底から変える証言集。
【著者プロフィール】
早坂隆(はやさか・たかし)
1973年、愛知県出身。ノンフィクション作家。『昭和十七年の夏 幻の甲子園』(文藝春秋)で第21回ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞。
著書に『指揮官の決断 満州とアッツの将軍 樋口季一郎』『永田鉄山 昭和陸軍「運命の男」』(ともに文春新書)、『戦時下の箱根駅伝』『戦争の昭和史』(ともにワニブックスPLUS新書)、『評伝 南京戦の指揮官 松井石根』(育鵬社)などがある。顕彰史研究会顧問。
発行:ワニ・プラス
発売:ワニブックス
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みんな本や雑誌が大好き!?
2
去年から今年にかけて『正論』などに掲載されたエッセイをまとめた本ですが、掲載当時で百歳前後の「戦争体験者」(最後の生存者)の貴重な証言を交えながら、真珠湾攻撃、泰緬鉄道建設、特攻、インパール、レイテ沖海戦、硫黄島防衛、「戦後」の占守島、満洲引き揚げの悲劇、ウクライナ抑留などの「戦場」で、生きるか死ぬかの修羅場がどのようなものだったかを再現しています。証言してくれた方も、その後、何人か亡くなられたようです。文字どおり、「最後の証言」になったわけです。自尊でも自虐でもない冷静な筆致で綴られています。2025/07/19
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