33歳という日々 子なし夫婦、エリの場合

著者名：鈴木みろ【著者】

KADOKAWA（2025/07発売）

• ISBN：9784047384729

内容説明

「子どもが欲しい」
月並みだと思っていたその願いは、奇跡そのものだった。

結婚して３年。節目も門出もない、かわりばえのない毎日を過ごす会社員のエリ。
本当の気持ちを言い出せないまま、月日は流れ、タイムリミットが迫ってくる。

苦しくて、せつなくて、いとおしい33歳という日々の記録。

YouTubeで130万回再生、共感のコメントで溢れた話題作。
全編を新たに描き下ろして、待望の単行本化。


◎「33歳という日々」シリーズ、全3冊。

結婚したエリ（33）
母になったゆみ（33）
一人で暮らすこのみ（33）

子どもがいてもいなくても
私たちは友達のままでいられるのかな？

『33歳という日々　独身彼なし、このみの場合』2025年8月12日発売
『33歳という日々　シングルマザー、ゆみの場合』2025年9月12日発売

ブックデザイン：脇田あすか

■目次

1章｜節目も門出もない日々
2章｜一番近くて一番遠い人
3章｜たった3年で
4章｜長い夜に
5章｜どんな私と生きていく？
6章｜この手が温かい限り

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[すわれる]

33歳子なし夫婦なのでタイムリーと思って読みました。私はケンちゃんのほうに共感してしまった。。「大人の都合に子どもを巻き込んだり、子どもを親孝行の道具に使うとかそんなのは絶対嫌。子どもは親の足りないところを埋めるために生まれてくるわけじゃないんだから。」ほんとそれ。 私たちは選ばなかった人生を試せないっていう言葉が残りました。子ども持つかどうか問題は本当に難題ですね…私も絶賛悩み中。 このみバージョンとゆみバージョンもあるみたいなので、読んでみたい！

2025/09/15

[オ・パッキャ・マラ夫]

子供を儲けることに対しての夫婦間にある感覚、考え方の違い、温度差、そこから派生する悶々とする日々にすごく共感した。自分もこの感情に覚えがあるなと心苦しくなった。終わりの見えない葛藤の日々にけりの付け方などあるのだろうかと思いながらも、良い結末でした。できれば経験したくなかった過去のことが今となっては無駄だったと否定できないように、きっと今抱えていることも、無駄じゃない気がしてきました。

2025/09/06

[riemik]

妊活のことばかり考えてしまい、周りが見えなくなっている33歳既婚者のお話。 なんだかその気持ちはわかる。でも、この夫婦はお互いが歩み寄ったから子どもがいなくてもいい選択ができたと思うんだなー

2025/07/12

[moe.]

子どもを願う33歳エリの話。『なんで卵子って24時間しか生きられないんだろう』って、私も何度思ったことか。妊活ってほんとうに辛い。リミットがあるって怖い。先が見えなくて、毎月トイレでがっかりする日々。男女の意識の違いはかなりあるよね。1人では叶わない。 2人でしか叶わない夢だからこそ、パートナーが同じ考えじゃないと辛いんだよね。

2025/09/13

[七]

わたしは 離婚&子どもいない、独身ですが 30代すぎてみんなのライフスタイルがかわり 居心地がかわる 心地悪さがすごく描かれていると思います。 結婚して、2人が離れる感覚、妊活していなくても よく理解できて、胸が痛くなる。

2025/10/08