会話の0.2秒を言語学する

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会話の0.2秒を言語学する

  • 著者名:水野太貴【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 新潮社(2025/08発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103564317

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内容説明

会話で相手と交替するまで平均0.2秒。この一瞬にどんな高度な駆け引きや奇跡が起きているのか――言語学の歴史を大づかみに振り返りつつ、「食べログ」レビューからお笑いに日銀総裁の会見、人気漫画まで俎上に載せ、日常の言語学をわかりやすく伝える、待望の書き下ろし。なぜうまく話せないのか。悩んでしまうあなたの必読書!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

127
ますます言語学と、その界隈に嵌まりつつある。読めば読むほど、世界が広がり、かつ奥行がでてくる言語。それは、人間とは何という存在であるのかを考えることでもあると思う。人間という種が、生まれ持っているもの、環境から得るものなど、興味が尽きない。しかし、何気なく話したり、見たり聞いたり書いたりしていることの凄さを考えずにはおれない。2025/11/04

ねこ

112
半年程前から聞いている「ゆる言語ラジオ」の水野さんの本。会話のターンテイキング(話者のと話者の交代時間)が平均0.2秒!つまり200ミリ秒!…ギャバンの変身時間1ミリ秒には遠く及ばないがそれでも凄い!そして知ってる人は知っているんだろうけど、知らない言葉が山ほどあった。それはそのー、3点リーダー、トートロジー、フィラー。(それぞれ文中で使ってみました)またターンテイキングで1秒以上黙ると違和感が出る。それを補うために「あの〜」などフィラーで間を繋ぎこの間に思考を整理したり文章を組み立てていることが分かった2026/05/24

まこみや

76
「言語学」初心者向けの入門書というよりも、「言語学」に対して興味づけをして好奇心を誘い出す本である。何よりもまず著者自身が「言語学」探検にワクワクしている点が伝わってくるのが素晴らしい。次に入り口としてターンテイキングの0.2秒に目をつけたのが秀逸だ。さらに普遍的で厳密たらんとする専門的な表現を平明で身近な言葉に置き換えて説明するのも好感を抱く。加えて例の出し方やアナロジーの喩えも明解だし、註や参考文献でもっと知りたい人への導入も親切だ。「言語学って本当に面白いなあ」と本人自身が身をもって教えてくれる。2025/12/17

ネギっ子gen

69
【毎日、一秒以下の時間で競争を繰り広げている。それが会話だ】言語学の歴史を振り返りつつ「食べログ」レビューから漫画までを俎上に載せる書。会話の不思議に思いを馳せる……。巻末に、後注と“歪な知識を持つ読者が一人でも増えることを願って”「もっと知りたくなった読者のための30冊」。<そんなに短時間で応答できるなんてすごすぎる。だって、応答するためには、相手が言っていることがわからなければならないわけだ。その上で、何を言うかもまとめておく必要がある。/この間、たった200ミリ秒だ。凄まじい高速処理だと驚く>と。⇒2026/04/11

niisun

48
前に読んだ『言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ言語沼』の水野さんの著書。人は会話において“YES or NO”程度の簡単な応答であれば、僅か0.2秒で行えるという。日本語の場合は更に短くて0.007秒(日本の単位だと0.5刹那)なのだそう。この0.2秒の間でどのような処理を行っているかを言語学的に解説しています。研究者ではなくオタクなため、話の脱線がとても多いのですが、その脱線部分におもしろさがあります。個人的には、フィラー(あのー、そのー、えーっと、etc)の話が興味深かったですね。2025/12/31

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