内容説明
ついに被害者は語り始めた
ジャニー喜多川、実父、教師、街中での被害。被害者の心と体を蝕み、時には人生を変えられてしまう性被害の実態と、差し込む光とは。
なかったとは言わせない! 性被害者の実名告白。深層ノンフィクション。
日本では長年“なかったこと”にされてきた男性の性被害。加害者は、担任教師、実父、芸能事務所社長……。
たった一人の勇気ある闘いが、重い扉を開け、闇のなかにいた被害者たちに光が差し込んだ。立ち上がり、少しずつ歩きはじめた人々の姿を追う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さなこ
15
旧ジャニーズ問題が明るみに出てからやっと目が向き始めたようにも感じる「男子の性被害」芸能界という特殊な環境だけでなく、家庭や教師等身近な環境で苦しい思いをされ、その後の人生まで狂わされた人たちの生の訴えは読んでいて辛かったです。被害者は忘れることができないが、加害者は忘れることができるの一文に虚しさと憤りを感じます。実名で告白した人たちの勇気と活動に感服、法整備と誹謗中傷等の二次被害について、私たちは想像と考えを続けていかなくてはいけないですね。2025/10/29
田中峰和
7
男は強いものというマッチョ思想がいまだに蔓延している。ジャニー喜多川による性加害も、大金が動く芸能界とマスコミの間では隠蔽される。女の貞操にはうるさい日本だが、男は加害者で被害者にはならないという固定観念。だが、教師や芸能事務所、家族間でのセクハラやパワハラは強者の独り勝ちである。教育界は波風を立てたくないし、芸能界は経済優先で、皆が他人事で無視してしまう。BBCの記者はジャニー喜多川問題にスポットをあて、ようやく日本のメディアも動き出した。いわゆる外圧がなければ動かない日本そのもの。厳罰化が必要だ。2025/12/31
ガブリエル
5
性加害は“心の殺人”と呼ばれる。被害者はたった一度の被害でも心をずたずたにされるのに、信頼すべき実の親や教師に幼い子供が繰り返し性虐待を受けることの残酷さ。逃げ場もなく、警察や周りの大人に何度も訴えても誰も本気で取り合わず守ってもらえなかった被害児の絶望を思うと泣けてくる。裁判に訴えることへのハードル(時効のや証拠保全の問題)はまだまだ高い。どうか一刻も早く、子供の性被害の時効を撤廃してほしい。そして、児童性愛は愛でも嗜好でもなく病気だという視点で加害者を治療するシステムをしっかりと作り上げてほしい。2025/08/30
chuji
4
久喜市立中央図書館の本。2025年7月初版。文藝春秋電子版掲載『ルポ男児の性被害』に加筆・修正し、書き下ろしを加えたもの。氷山の一角。2025/08/10
misokko
3
性被害に遭った人たちが実名でその被害を公表すること自体が驚きだったが、その内容が凄まじい。鬼畜なオトナが子供を食い物にする?担任が?親が??親身になってくれるはずの団体のトップが???多分被害にあった時は現実から逃避することしかできないのだろうな。向き合わないといけなくなって初めて心が壊れてしまう「時限爆弾」のようだというのに納得。昨今も問題になっている教員の性加害についてはなんとか対策ができないのかと考えてしまう。2025/09/24
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