法蔵館文庫<br> 増訂 京都地蔵盆の歴史

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法蔵館文庫
増訂 京都地蔵盆の歴史

  • 著者名:村上紀夫【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 法藏館(2025/07発売)
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  • ISBN:9784831827012

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内容説明

祇園祭などと並ぶ京都の夏の風物詩・地蔵盆。文献史料と実地調査の成果を用いて、京都の人々でさえよく知らないその歴史を丹念に紐解く。京都の都市文化をより深く知るための一冊が、補章2本を加えた増訂版として再登場。

目次

序 章 地蔵盆の風景
第一章京都のお地蔵さま
一 地蔵菩薩の伝来と広がり
二 中世の地蔵信仰
三 泰平の時代と地蔵菩薩
四 六地蔵めぐり
第二章 地蔵祭のはじまりと京都
一 中世の墓と石仏
二 「地蔵祭」のはじまり
三 発見される石仏
四 弘法大師の地蔵尊
五 一七世紀の京都
六 「地蔵会」か「地蔵祭」か
第三章 近世都市京都と地蔵祭
一 京の町と地蔵祭
二 領主が始めた地蔵祭
三 宗教者と地蔵信仰
四 木戸と町
五 運営と行事
六 もうひとつの〝地蔵盆〟――大日会
七 停止・中断させられる地蔵祭
第四章 近代の地蔵祭
一 「お地蔵さま」が消えた日――明治四~五年の廃止
二 お地蔵さまの撤去と地蔵祭の中断
三 明治一六年のできごと
四 明治一六年の布達
五 マス・メディアと地蔵盆
第五章 地蔵盆の近現代
一 明治期の歩み
二 大正期の地蔵盆
三 戦時体制下~戦後社会と地蔵盆
四 現在の地蔵盆
終 章 地蔵祭から地蔵盆へ
一 地蔵祭・地蔵盆の四〇〇年
二 近世と近代の間
三 地蔵祭・地蔵盆の祭祀
四 かつての町居住者への供養
五 地蔵盆がつなぐもの
補章1 近代初頭大阪における「地蔵」
はじめに
一 地蔵と往来
二 地蔵と道祖神
おわりに
補章2 二〇一七~二四年 京都地蔵盆の「歴史」管見
はじめに
一 地蔵盆の戦後史
二 地蔵盆と現代
三 新型コロナウィルスと地蔵盆
地蔵盆関係略年表
【参考文献】【引用史料】
あとがき/文庫版あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kenitirokikuti

9
目次をめくった。京都府は明治四年に地蔵祭(など、盂蘭盆会、川施餓鬼、六斎念仏など)を取りやめるよう布達があった。既存のお堂と祀られる仏像を除くことを命じた。明治16年に取り消しの布達があった。先立って明治14年には盆踊りを解禁する布達があった。のち、地蔵盆となってゆく。私は神戸市育ちで、地蔵盆(と盆踊り)はあったなぁ。北関東に移ってからは地蔵盆とは遭遇してない2025/07/13

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