内容説明
群集恐怖症の小学校教師、美咲はクラスのいじめに手を焼いていた。ターゲットは〈悪魔の館〉に住む転校生のめぐみ。不登校のめぐみと始めた交換日記には「ひみつの友だち」だという無数の小さな目を持つグロテスクな小人が描かれていた。ある日、いじめの主犯が館で穴だらけの死体で見つかるが……。決して小人を怒らせるな! 異形蠢くパニックホラー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yukaring
67
「小人の森からやって来た。ぶどうのお目々のおともだち」私の中で可愛い小人像が一瞬にして崩壊。「きしっ・・きしし・・」と音がした時異形でグロテスクな小人たちが隙間に隠れているのかもしれない…。悪魔の館と呼ばれる異人館に引っ越してきためぐみ母娘。転入先の小学校で彼女を執拗に虐める3人の女生徒。不登校のめぐみのため交換日記を始める教師の美咲だが日記には「ひみつの友達」という無数の目を持つ小人の事が書かれていた…。そしてある日見つかる穴だらけの死体。想像するととにかく怖いパニックホラー。気持ちの悪さが絶品な1冊。2025/09/18
れもん
32
図書館本。群衆恐怖症である小学校教諭の美咲。受け持つクラスの生徒である、めぐみがいじめを受け不登校となり、登校してもらうために交換日記を始める。日記の中にめぐみが紹介する「おともだち」の絵に恐れる美咲。ある日、めぐみの家で、いじめっ子の遺体が発見され…。。後半はパニックホラー。群衆恐怖症の人は想像したらダメなヤツ。ぶどうのおめめの小人がたくさんとか…鳥肌たつ。登校するようになっためぐみが「おともだちと一緒なら…」と言っていた意味がわかった瞬間が一番ゾッとした。2025/09/26
さこぽん
30
よく見たら表紙にくたばるの小人がいる。顔にぶどうのような丸(目)がぎっしり、人を穴だらけにして殺してしまう。キモこわ。美咲も餌食になってしまうのか否か。思ってたのと違う展開になったり、ぞぞぞっとするパニックホラーで最後まで楽しめました。2025/07/31
くまちゃん
18
改題。またやってしまった(´;ω;`)ウゥゥ同じの買う虚しさ2025/10/15
あられ
11
表紙からして生理的嫌悪感漂う本。orz。。。単行本では『めぐみの家には、小人がいる。』 群集恐怖症(トライポフォビア)でなくても、叫び出したいくらいコワかった。小人と侮るなかれ、いくら小さくとも数が。。。いじめっ子に復讐できたのはよかったものの、方法がちょっと。。。歴史的背景もあり、なぜ人間を襲うかも理由があり、納得できる。それにしても、天妃愛でソフィアって名付ける親!←モンスターペアレンツ!←これも納得(笑)2025/08/17
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