内容説明
人種やジェンダーをめぐる差別・不平等は、グローバル資本主義の構造と深くかかわって、全世界的な社会分断を生んでいる。
差別問題に正面から切り込んだトマ・ピケティの論考をはじめ、国際的な識者たちが問題の深淵と解決への道筋を語る、最先端の論集。
目次
訳者序文[尾上修悟]
第一章 人種差別の測定と差別の解消[トマ・ピケティ]
第二章 キャンセルカルチャー――誰が何をキャンセルするのか[ロール・ミュラ]
第三章 ゼムールの言語[セシル・アルデュイ]
第四章 資本の野蛮化[リュディヴィーヌ・バンティニ]
訳者解説[尾上修悟]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
1.3manen
44
E図書館新刊棚。ピケティは、アイデンティティを誰でも語るのに、経済・社会政策と反差別的政策については誰も語らないと批判する(15頁)。私は英語教師なので、言語の第3章も看過できなかった。エリック・ゼムールは「言語戦争を軽視してはならない」と警告(107頁)。かつて、鈴木孝夫先生が【日本語教】を述べたことを思い出した。日本語を意識的に使わないと滅びかねない。。植民地は人種戦争と絡むのは恐ろしい(110頁)。1895年ル・ボンは『群衆心理』で言葉の力は京大、悍ましい物事を受け入れさせるには吟味された語(1272025/02/22
ダージリン
4
差別を軸にした論考を集めたもの。フランスの社会問題がテーマになっており、私には馴染みが薄く分かりにくい点もあったのだが、考えるきっかけを与えてもらえた。もともとフランスにはニュースなどを見る限り、なかなか舵取りが難しそうな印象を持ってはいたのだが、移民にまつわる差別や格差、移民排斥を掲げる極右の台頭といったところは一朝一夕には解消が難しいように思えた。フランスにとどまらないテーマではあるので、今後の動きにも注視したい。2024/02/03
Melody_Nelson
3
4作あるが、根底にあるのが「差別」。先のフランス大統領選に立候補した極右主義者のゼムールについて知りたかったのだが、案の定かなり無茶苦茶だった。それなのに、こうした差別主義者が一定の人々に支持されていることが哀しい。精神的に、というか経済的に余裕がなくなってくると、よそ者(移民)や女性を排除したくなる気持ちが高まるのか。いずれもフランス国内向けに書かれたものであるので、説明すべく訳注が多くなり、且つ、オリジナルの文章も複雑なのか読みにくいのは否めない(4章「資本の野蛮化」は平易な文章で理解しやすい)。2023/09/13
アルミの鉄鍋
3
★3 訳にもう少し解釈があれば面白かったのかな。少し難しかった。キャンセルカルチャーという言葉は初めて知った。資本主義で富裕層が貧高層から採取する形が崩れない限り差別は無くならないと思いつつ、社会主義に向かっていくのも怖いなと感じながら読了。2023/08/21
たいき
2
差別は個人の感情じゃなく構造の中に組み込まれてるんだなと思いました。そして資本主義は利益のためにその構造を利用してるなと思いました。2025/06/18
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