内容説明
80年前、日本はアメリカと戦争をしました。2014年、アメリカで「一郎君へ」と書かれた日章旗が見つかります。こうした日章旗は、兵隊に行く人のお守り代わりに、周囲の人たちが日の丸の旗に名前などを寄せ書きしたもの。戦場に残された旗をアメリカ兵が持ち帰り、遺品として出てくることが多いのです。その日章旗に書かれた59人の名前を手がかりに、「一郎くん」がどんな人だったのかを探るため、新聞記者が静岡の町を走り回ります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
135
アメリカから戦争遺品の持ち主を探してくれ、と頼まれる。一郎くん、という名前だけでよく探し当てたものです。静岡市だとわかっただけでもすごい。本人の写真にまでたどり着く。 力作絵本2025/08/05
☆よいこ
82
分類210。戦争関連本。新聞記者である著者のもとに持ち込まれた「日章旗」の持ち主を探す▽日章旗に書かれた名前を見て、その名字が多く集まる地域をあたる。一軒一軒、直接訪ねて行くが多くの人は高齢で亡くなっていた。日章旗に悲しい思い出をもつ人もいた。とうとう日章旗に名前を書いた人を発見し、その持ち主、一郎くんのフルネームがわかる。一郎くんはソロモン諸島コロンバンガラ島で亡くなった▽丁寧な取材活動がわかる、大変だったでしょう。参考文献あり。2019年初出、2025.7傑作集発行2026/04/29
はる
52
アメリカで見つかった太平洋戦争時の日章旗。それは、「一郎」という人物のための寄せ書きだった。一郎くんは誰なのか。女性新聞記者が調査すると……。少しずつ真相が分かっていく展開はドラマティックです。断られても諦めない女性記者のガッツが凄い。ようやく見つかった写真には母親の想いが。思わず落涙。2025/07/26
Cinejazz
21
〝80年前、日本はアメリカと戦争をして降伏しました。2014年、アメリカで「一郎君へ」と書かれた、日章旗が見つかります。日章旗とは、兵隊に行く人のお守り代わりに、周囲の人たちが日の丸の旗に名前を寄せ書きしたものです。その日章旗に書かれた59人の名前を手がかりに、「一郎くん」がどんな人だったのかを探るため、新聞記者(木原育子さん)が、静岡の町を走り回ります…〟戦争の正体を暴く取材記録をもとに、児童向けに描かれた戦争の顔。(月刊「たくさんのふしぎ」2019年9月号より)2025/08/02
熊本震災10年の雨巫女。
13
《図書館-新着》戦後、日章旗の持ち主を探す絵本。家族を、失うのは辛い。私も最後を知りたい。2025/08/14
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