内容説明
文庫書き下ろしエッセイ2本収録!
腹痛との戦いに10年ぶりのダンスレッスン……
『時をかけるゆとり』『風と共にゆとりぬ』に続く、抱腹絶倒エッセイシリーズ完結編!
単行本 2022年8月 文藝春秋刊
文庫版 2025年7月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kanonlicht
51
著者のエッセイ三部作完結編。「~を体験した」という事実を獲得するためだけに、さまざまな(無謀な)ことに挑戦する著者のプロ意識(何の?)に喝采。もはやこのエッセイの代名詞とも言えるお腹弱いエピソードもてんこ盛り。またこのパターンねとやや冷めた感じで読んでいても、いつしか、何やってんだよーと笑いながらツッコんでいる不思議。毎回読んでて思うのは、つくづく小説家というものはかくも自分の内面も外面もさらけ出す職業なんだなということ。いやー恐れ入ります。2025/08/02
なつくさ
39
エッセイ三部作、最終巻。もう、ほんと、朝井さんってば、ワガママボディなんだから。素敵な体験?と素敵な友人たちに恵まれて羨ましい。ここまで読んでいくともう、しょうがないなぁ、という苦笑いと親しみが自然に湧いてきました。朝井さんの本はエッセイを除けば2、3冊程しか読んでいませんが、まさか、その著者と同じ人物とは思えないエピソードの数々は、三部作で終わるにはMOTTAINAIと思いました。人生とはいつだって、あの時の自分死ね、である。名言でした。朝井さん、著者紹介欄をひそかに楽しんでいる読者はここにいますよ~。2025/08/03
紫陽花と雨
24
私もすぐお腹痛くなる人なので、朝井さんのお腹スペックで南米&北米に行ったのは尊敬しかない…数々のエピソードは驚愕でした。私もマチュピチュ・ウユニ塩湖は行ってみたい場所だけど成田空港ですでにお腹痛くなりそうだ(早い)1か月でホールケーキ5個食べてからの人間ドックってそうなるのかなるほどなあ。余興とか誕生日プレゼント企画とか全振りでから回っている朝井さんが微笑ましくて今作も声出して笑いました。3部作とか言ってるけど「ゆとりの帰還」出しそう…出すでしょ?出すよね?とか思っているのは私だけではないはずです。2025/07/15
はるき
19
たぶんこれ素なんだろうな。なんかそれ、凄く良いな。この先もずっと、このままでいて欲しい。2025/07/18
と
17
いや~面白い。朝井リョウのエッセイ三部作。全編通してほぼ排便の話でもある。電車で読んでて吹き出してしまった章がいくつかある。「人体交換マジック」が1番ツボだった。調子に乗っても現実を見つめさせられる。自分の人生によくある展開をこうも面白く、そして概念化してくれて感謝しかない。イベント、観てみようかなァ。2025/07/23
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