角川春樹事務所<br> 廃集落のY家

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角川春樹事務所
廃集落のY家

  • 著者名:遠坂八重【著者】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 角川春樹事務所(2025/07発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784758414852

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内容説明

どんどん怖さが増幅していくのに、続きが気になりすぎて、ページをめくる手が止められません。
背筋が凍りながら、最後に辿り着いた真実に、驚愕必至…!
ホラーや、サスペンス、スリラーを、超越した壮絶な面白さでした!――紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん

怪談、ホラーで私の中で最高傑作を読んでしまった。あなたも読んで恐怖におびえてください。――くまざわ書店南千住店 鈴木康之さん

とんっっっでもなく怖かったです…。遠坂八重さんって何者ですか。――紀伊國屋書店イトーヨーカドー木場店 宮澤紗恵子さん

発売前から大反響!恐怖、震撼、激賞の嵐。
『死んだら永遠に休めます』で話題沸騰中の著者が「恐怖」を全力で描き切った、渾身の書き下ろしホラーミステリ。
五感を震わす戦慄から抜け出せなくなる。謎が深まる怒涛の展開に一気読み必至。〈br〉令徳大学文学部一年生の小佐野菜乃は、新歓合宿で同学年の蓬珉倫也、泉秋久と出会う。三人ともオカルト好きという共通点で意気投合し、『怪異研究会』を立ち上げることになった。しかし、その後蓬莱が音信不通になり行方がわからなくなってしまう。泉がXで見つけた動画には、夜の草叢に首を微妙に傾けてまっすぐ立つ、蓬莱によく似た男性が映っていた。その動画が撮影されたと思われる場所へ蓬莱を探しに行った二人は、禍々しい黒い靄をまとった無機物のような彼の姿を目撃する。一方、菜乃のもとに、十八年前に起きた凄惨な事件に関する差出人不明のメールが届く。そして、泉と菜乃の身にも異変が起こり始める……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さっちゃん

47
オカルト好き大学生の小佐野菜乃、蓬萊倫也、泉秋久は「怪異研究会」を立ち上げる。しかし突然蓬莱が音信不通に。ようやく蓬莱を見つけた時には別人のようになっていた。やがて小佐野と泉にも次々と不可解な出来事が。教授と共に蓬莱を元に戻す方法を探るため廃集落を訪れるが…。/オカルト好きな大学生のホラー系都市伝説の検証を楽しんでいたら徐々に気持ち悪くて怖い展開に。壁に貼られた無数のお札、皮膚に埋まるお札、突然喉の奥に詰まる呪符、◯◯◯入りケーキ、もう想像するだけで鳥肌が。嫌な想像力がかき立てられるラストにもゾッとする。2025/07/08

ゆのん

40
暑い夏にはやっぱりホラーを読みたい。今年の夏も寝苦しい夜が連日続いている。ピッタリの一冊。突然様子がおかしくなったサークル仲間。友人2人は調査に乗り出すが…。妙なテンションの母親、引き篭もりの妹、壁には無数のお札、肌に埋め込まれるお札、異物入りケーキ、喉の奥に詰まるお札…。もうね、無理矢理想像させてくるから、嫌悪感と恐怖の2階建てで怖いから。ただ怖いだけじゃないから。『うわっ!』じゃなくて『うわーー…』って感じがして怖いよりも『嫌…』で一杯になるから。唯一の救いは教授のキャラ。この教授には再会したい。2025/03/15

佐倉

15
大学のサークル友達だった蓬莱が突如音信不通になり、その行方を探ると自我を失った状態で『鶴見川の三十度さん』という都市伝説になっていたことが明らかに。蓬莱の家族に接触し事情を聞き出そうとする最中に怪現象が。Y集落で起きた心中事件と近隣で起きた女子大生殺害事件、挿入されるながら相互扶助会なる組織のメールなどの複数のテキストが繋がりそうで繋がらないところが気持ち悪くて良い。怪談、都市伝説、心霊スポットなど直球のガジェットを使いつつそれぞれが高レベルにまとまっていて面白かった。2025/07/20

あられ

12
題名が気になって、たぶん初読みの著者さん。コワいというか、気色悪いというか。蓬莱母からもらったケーキの記述で吐きそうになりつつ、こらえて読んだ。教授がいい人でよかった。蓬莱に関わるな、と言われたのに。。。最後の一行、悲鳴をあげそうになった。。。2025/07/25

ユウハル

8
まとわりつくような怖さ 理解不能な状況になると考えることをやめちゃう 期せずして巻き込まれているのか、自らの意思なのかだんだんわからなくなってくる怖さ。 もう関わらないで〜と思わず叫びそうになる。 世の中にはさわってはいけないものがあるのだ。 2025/07/15

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