ちくま文庫<br> 有吉佐和子ベスト・エッセイ

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ちくま文庫
有吉佐和子ベスト・エッセイ

  • 著者名:有吉佐和子【著】/岡本和宜【編】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 筑摩書房(2025/06発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480440068

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内容説明

研ぎ澄まされた美意識旺盛な好奇心と行動力 有吉佐和子のエッセイ集ベスト版! 『華岡青洲の妻』『恍惚の人』『青い壺』『非色』・・・・・・ 今また読まれている理由がこの1冊でわかる。歴史や社会問題、伝統芸能から現代人の心の機微まで、作品のテーマは多岐にわたり、また書くものは次々にベストセラーとなった昭和を代表する作家・有吉佐和子。若くして始まった作家人生を支えたのは美への探究心や旺盛な好奇心、行動力であった。その明るくバイタリティに溢れる人物像や創作の現場がうかがえるエッセイやルポルタージュをまとめる。ちくま文庫オリジナル・アンソロジー。

目次

幸せな仕事/私は女流作家/私のキャリア/才女よ、さようなら/芥川賞残念会/幸せな仕事/炭を塗る──作家の生活/不要能力の退化/書ける! /三人の女流作家/野上先生の生活と文学/井上靖語録/美しい男性/火野先生の思い出/[ルポルタージュ1]北京の料理屋/いとおしい時間/私と歌舞伎──ゴージャスなもの/伝統美への目覚め──わが読書時代を通して/青春三音階/凧あげ/おひなさま/桜の花と想い出──お花見のこと/祝うこと/赤い花/花──待ち遠しい秋の色/海の色/新女大学より 勤倹貯蓄を旨とすべし/私の浪費癖/着るということ/鏡と女/爪/NOBODYについて/患者の心理/病後/預り信者の弁/最も身近な読者/本を語る/わが文学の揺籃期 偶然からの出発/我が家のライブラリアン/岡本かの子『生々流転』/男性社会の中で/嫁姑の争いは醜くない/原作・兼・脚色の弁──「地唄」/私の阿国/日本における「ケイトンズヴィル事件」/紀ノ川紀行/舞台再訪 紀ノ川/[ルポルタージュ2]『女二人のニューギニア』より/現地人も驚くゲテ物を食う/世界を見る目/審実不虚ということ/石の庭始末記/黒い川/大徳寺で考えたこと/神話の生きている国/出雲ふたたび/代読/子供の愛国心/地下鉄ストとベトナム戦争 六年ぶりのニューヨークで/聖なる異教徒/型絵染めの芹沢銈介氏を訪れる/収録作品 初出・底本一覧/編者解説 岡本和宜

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さぜん

56
とにかく文章が上手い。鋭い視点、旺盛な好奇心、卓越した美意識を持つ有吉佐和子が今もなお読み続けられるのは読者の心を鷲掴みする言葉であり文章だと再認識する。もちろんストーリーテラーとしても素晴らしい。編者解説の「女性だから女性を書くというよりも社会的弱者に寄り添って書いたと言える」には大きくうなづく。だからこそ長く読み続けられるのだろう。有吉佐和子を形作った様々なエピソードが詰まっていて、チャーミングな女性だったのだとますます好きになった。2025/05/24

なお

42
率直でユーモア溢れる有吉さんのお人柄がよく分かるエッセイ集。テレビ番組に出演して人気が出たのもうなずける。特に「幸せな仕事」として文壇デビューした頃のお話は楽しかった。ジャバ(現インドネシア)で育った生い立ちや小学校2年生で夏目漱石全集などを読了していた事。帰国して歌舞伎の虜になり「演劇界」誌に投稿したのがきっかけで、作家の道を歩むようになった事など。様々なジャンルの作品を手懸けられた素地を知る事が出来た。幼い頃病弱だったという有吉さん。53歳で早世されなければ、その後どんな小説を描いて下さったのだろう。2025/09/06

kawa

37
2023年マイベストの「非色」を著した有吉さん、新装2025年刊エッセイ集。とは言え、オールドなノベリストなので執筆年はかなり昔。海外暮らし、病弱で早熟な文学少女。小学2年生で、有島武郎全集、夏目漱石全集読了にはびっくり。普通は変な道に迷い込むのだが、そこを軌道修正してくれたのが、岡本かの子さん(岡本太郎のお母さん)の作品。等々、彼女の作品の裏話しも含めて興味深い話しをたくさん読めて良かった。(古くてちょっとと言うのもあります…)メーターの登録数、「青い壺」や「悪女について」は3700超えは凄い。2025/04/17

ぐうぐう

34
小説家である有吉佐和子を良い意味で裏切らないエッセイ達が収録されている。仕事に関するエッセイにしても、女性であることで受ける理不尽に有吉は敏感であり、憤りを感じている。「女を吹き切れ、とか、女でなくなった年齢から本当の文学が生まれるのだ、とか、男性たちはのたまうけれども、女にそんなことを言うのは勝手な話だ。女は、自らの女性を突き抜けるとき、豊かな開花を見せることができ、このとき男性の追随を許さなくなる例を、岡本かの子が立証しているではないか」(つづく)2025/01/31

ヨーイチ

28
ちくま文庫のエッセイシリーズを結構信用している。リアル本屋で物色中に本書を発見して「アレ?」「どうして?」「今更?」が交錯してまよわず購入。有吉佐和子は母親と同世代で、小生出生時には人気作家だったらしい。テレビにも出て「才女ブーム」てのもあったらしい。解説にもあったけど「派手な活躍、流行語の創出」をした作家の割に随筆が少ない人だったらしい。コレが冒頭の?の意味で、興味と期待を持って読み始めた。さて結果はテーマ別に並べてくれた編者の功で、要所で過去に読んだ小説の香が立ち上る様なことが起きた。続く2025/01/24

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