著者等紹介
シソーエフ,フセーヴォロド・P.[シソーエフ,フセーヴォロドP.][Сысоев,Всеволод Петрович]
1911年ウクライナ・ハリコフ生まれ。モスクワの全ソ連邦毛皮原料畜産大学卒業後、ハバロフスクに移り住む。百頭のクマを仕留め、5頭のトラの生け捕りに参加し、1959年には生後2年のトラをひとりで生け捕った経験がある。作家、探検家、狩猟学者、地理学者、郷土誌研究科、社会活動家と多彩な顔を持ち、1950年『ハバロフスク地方における狩猟』の処女出版以降、極東の自然を舞台にした作品を10数冊上梓、ロシア国内はもとより各国で翻訳される
岡田和也[オカダカズヤ]
1961年浦和市生まれ。早稲田大学露文科卒。元ロシア国営放送会社「ロシアの声」ハバロフスク支局特派員。現在、新聞「ロシースカヤ・ガゼータ(ロシア新聞)」翻訳員
森田あずみ[モリタアズミ]
画家。1991年「猫の手帖」イラストコンテスト入賞をはじめ、多くのペット関係イラストコンテストに入賞。日本児童美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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paf ❤︎
26
ロシア・アムール川の流域で、猟を主にする人の暮らし。人も犬も地名も、とにかくロシア名が覚えられなくて導入部分でまごついたけれど、(作家には大変失礼ながら)全員が識別出来なくても、流れにはさほど影響ないと解ってからはトントコトン! 猟師の文化が細かく描かれていて面白い。動物を仕留めた後に祈りを捧げたり動物そのものに感謝しないところ、マタギとは違うなあ。度々出てくる獣肉料理やマツカサの実のなんと美味しそうなこと! 途中挫折しなくてよかった~ ( ̄▽ ̄)2020/01/11
ぱせり
5
物語はどちらかと言えば素朴で驚くような展開はさほどないと思う。一つ一つのエピソードは起こった出来事よりも言葉の通じない自然や動物たちへ寄せる静かな敬意がにじみ出てくるようで、ユーモアのある場面でさえも、厳かな気持ちになるのだ。殺される動物への中途半端な同情の言葉が一切ないこともよかった。猟師たちも森の一部だ。2019/11/16
dumpty
1
ロシアの名前は難しい。人と犬の区別さえつきかねる(汗)。毛皮原料畜産大学というのがあるところがいかにもロシアらしい。2011/10/05
おおたま
1
うーむ、シベリアってこんなにいきいきした場所なのね。空気感よく伝わってきて良いです。耳慣れない固有名詞が多いのが、最初多少読みづらかったけども。2011/07/30
ウタマキ・コウ
0
本文はちゃんとロシヤなのに、サブタイトルと地図はロシアなのね。2012/02/21
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