内容説明
自らの都合で他の生物をコントロールする寄生生物たち。その恐るべき生態とは? 繁殖のため、泳げないカマキリを水に飛び込ませるハリガネムシ、卵を守るため、カニの神経系まで支配するフクロムシ、ヒトやネズミの性格をも操ってしまうトキソプラズマ。えげつない寄生の裏には、驚くべき生存戦略があった。残酷なのに清々しい! 無慈悲だけど華麗! 今すぐ誰かに話したくなる生物雑学。(解説・田島木綿子)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うさぎや
2
こんなにもいろんなパターンの寄生生物がいるとは……えげつない……そしてすごい。2025/08/03
きいち
0
様々な寄生生物が紹介されている。ただ単に文章で紹介されているだけではなく、わかりやすい絵とともに寄生のステップが書かれている。そして、本書では寄生生物の戦略を小説形式で紹介しているところも特徴的だ。生物の中でも最も好きなのは寄生生物だ。その多種多様な戦略にはいつもド肝を抜かれる。本当にすごい。「なぜ生きているのか?」と言われるが、寄生生物がいなかったら、生態系のピラミッドは呆気なく崩れていただろう。ピラミッドの接着剤的な役割を果たす「多様性」の宝庫。今後も沢山の寄生生物を知っていきたい。2025/08/14
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