内容説明
自らの都合で他の生物をコントロールする寄生生物たち。その恐るべき生態とは? 繁殖のため、泳げないカマキリを水に飛び込ませるハリガネムシ、卵を守るため、カニの神経系まで支配するフクロムシ、ヒトやネズミの性格をも操ってしまうトキソプラズマ。えげつない寄生の裏には、驚くべき生存戦略があった。残酷なのに清々しい! 無慈悲だけど華麗! 今すぐ誰かに話したくなる生物雑学。(解説・田島木綿子)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
GAKU
22
読メで知って図書館で借りてきました。予想以上に面白かった。各章の冒頭が小説形式で、寄生生物の生態が紹介されており、特に面白くて笑えた。2025/11/24
タカボー
7
これは良書。寄生生物といえば私の中ではまずハリガネムシ。そのハリガネムシから始まる。秀逸なのはカマキリの今わの際の気持ちから書き始めてるところ。そんな本は他に無い。イラストも効果的。アニマルプラネット好きの自分には知ってることも多かったけど、知ってても楽しめる。全ての生物に対する公平な愛というか、寄生生物や嫌われ者にも敬意を感じられるのが良かった。確かにゴキブリは地球上でレジェンドともいうべき大先輩。我々新参者の人間などは彼らにお目通りが叶う際はもっと光栄に思わなければいけないのかもしれない。2026/05/16
きいち
2
様々な寄生生物が紹介されている。ただ単に文章で紹介されているだけではなく、わかりやすい絵とともに寄生のステップが書かれている。そして、本書では寄生生物の戦略を小説形式で紹介しているところも特徴的だ。生物の中でも最も好きなのは寄生生物だ。その多種多様な戦略にはいつもド肝を抜かれる。本当にすごい。「なぜ生きているのか?」と言われるが、寄生生物がいなかったら、生態系のピラミッドは呆気なく崩れていただろう。ピラミッドの接着剤的な役割を果たす「多様性」の宝庫。今後も沢山の寄生生物を知っていきたい。2025/08/14
うさぎや
2
こんなにもいろんなパターンの寄生生物がいるとは……えげつない……そしてすごい。2025/08/03
miso_syou
1
怖いもの見たさで手に取った。序盤はそれぞれの生存戦略に驚愕する思いで読んでいたが、最終盤のトキソプラズマ・狂犬病の2つはヒトにも影響が出るとのことで急に傍観者から当事者として矛先を向けられたような感覚を覚えた。寄生する側の多くが、宿主を内部から喰い尽くして用済みだと言わんばかりに外に出ていくことが紹介されており怖いなあーと読み進めながらも思い出すのは『寄生獣』。 地球という星に寄生して、資源・環境を食い荒らして、次なる宿主を求めて宇宙に発つとしたら、マジで人間ってどこまでも地球にとっての寄生獣っすね…2026/08/03




