内容説明
人生には時々迷子になってしまう時期がある。仕事で失敗したり、恋人から別れを切り出されたり、家族に問題が生じたりすると、日常は簡単に砕け散ってしまう。まるで人生という大海原に放り出された「小舟」のようだ。僕らは今、他者との繋がりが薄れ、ひどく孤独になりやすい社会で生きている――いや、違う。僕はここにいます。独りじゃない。自他を共に愛する力を取り戻す「読むセラピー」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はっせー
52
本書は臨床心理士である東畑さんが書いた「読むセラピー」。1章につき1つの考え方が登場。東畑さんが教えてくれる考え方ってまるで『心を助ける七つ道具』のように感じる!東畑さんのあとがきに素敵な言葉がありましたので、引用する✨️「勇気は出させるものではなく、自然に出るものである。雨乞い師が雨が降るまで待つ仕事であるのと同じように、臨床家も勇気が出るまで一緒に待つ仕事だ。勇気を待つ。それまで、できることをし続ける。」2026/02/14
おいしゃん
26
心のセラピーの分野で、同じような内容を示唆する類書はありそうだが、本書はストーリー形式になっているため、ストンと腑に落ちた。2025/10/11
水色系
21
大海原に放り出された小舟=私たち個人。このひどく孤独な社会を生き抜くためのひとつの考え方を示した本。シェアのつながり(浅くゆるいつながり 職場など)も、ナイショのつながり(深いつながり 恋人など)も両方必要だということ。白か黒か、ではなく白も黒も必要だということ。2025/12/19
曲線の行方
12
こういう類の本を読んでいると、自分だけじゃないと思える。自分だけが暗黒に突き落とされた、二度と這い上がれないと思うけど、みんな人間関係で悩んでるし、そういう時期は誰にもあるんだと思える。そして、考え方次第だと。カウンセリングに行ったら修正してもらえるのかな。いっそのこと催眠術をかけてほしいけど、自分で右往左往して七転八倒して、人として成長するチャンスなんだろうな。2025/10/22
ツバサ
12
臨床心理士の著書だからこそ書ける、人の揺れ動く心情のわけが魅力でした。読んでいるこちらも面談しているように感じました。人は完全ではなく不完全。だから人は独りでは生きていけないんだなと。客観的に自分の悩みと向き合っていきたいと思った。主観では理解が足りなく、勘違いして感情的になってしまうから。迷える人達に読んで欲しい1冊でした。2025/08/22




