内容説明
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2016年7月に旧版が出版される直前の4月に熊本地震があり、多くの家屋はもとより熊本城も大きな被害を受けました。この増補改訂版ではそれから2025年までの9年間に日本列島に起こった地震・津波・噴火を年表に含めて解説し、「警戒宣言」と「南海トラフ地震臨時情報」についての新しい情報にも言及していきます。4枚ものプレートがひしめき合い、そのうち3枚のプレートが一点で接している場所が2つもあるという日本列島で起こってきた地震・津波・噴火の歴史(5世紀以降)をできる範囲において科学的な目をもって見つめなおす本書。いつどこでどんなことがあったのかを時代を追って俯瞰することで、平穏な日常の大切さについても考えさせられるかもしれません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
イボンヌ
7
古墳時代から、今年の能登半島地震まで年表的に網羅された力作でしょう。 兎に角ずっーと日本列車では、地震や津波や噴火が絶え間なく起きてる事がわかりました。 知らなかったのは、長野県北部でも江戸時代に弘化の善光寺地震という大地震が起きていて、焼死も含めて一万人前後の犠牲者が出ていたものです。 川が堰き止められて、大洪水も起きたらしい。 伊豆諸島でも、ずーっと地震や噴火が絶え間なく起きてたのも知りました。 青ヶ島まで噴火してるの知りませんでした。 そして、八丈島と小笠原の間にある伊豆鳥島はかつて有人 2025/08/17
青雲空
4
つくづく地震の多い国だと思った。ただ、忘れてはいけないのは、科学的な地震計が開発されて100年しか経っていないこと。マグニチュード9以上の地震は、世界で6回観測されているが、それは地球史のなかではほんの一部に過ぎない。 自然をおそれる姿勢は実は科学的なのである。 2025/09/09
dzuka
3
日本列島の宿命としての自然災害の多さ。この列島ができたのも、豊かな資源があるのも、このおかげであるのだが、常に災害の危険と常に隣り合わせであることがよくわかる。 何か最近の急速な技術の進歩で勘違いしてしまいがちだが、地震も津波も火山も完全な予知など未だにできないという事実が、実例とともにまともに突き付けられていた。気象庁の地震情報を見ると毎日どこかで地震が起きていることは一目瞭然、、日頃の準備は欠かせないことを痛切に感じた。実は、そういう気概が、日本に住む者の一番通底しているものではないかという気もした。2025/07/13
卓ちゃん
0
『理科年表』をはじめとして、それぞれの地震の状況をよくもまあ、これだけ調べられたものだと恐れ入る。さて、「地震予知は、言い続けていればそのうちに起こるので必ず当たります。」地震発生確率を発表することの問題点がいろんな人から指摘されているが、政府は公表し続けているので、地方自治体もそれに盲目的に従っている。予知することを断念したのだから、確率を言うこともやめたらいいのにと思うが・・・2025/11/18
言いたい放題
0
斜め読み2025/10/20




