内容説明
人類が半人半機の怪物に抗う世界の動乱を描いた大人気ロボットアニメ『ギア×マジック』。
物乞いの少年グリムは廃屋に眠る人型兵器『ギア』を見て前世を思い出し、アニメの世界に転生したことを自覚する。原作通りならば、暴走した主人公に帝国皇女が殺され、帝国崩壊のバッドエンドへ一直線。アニメ未登場キャラながらエンジニアの才能があったグリムは決意する――原作主人公を倒す最先端のギアを開発し、技術の力で皇女の死を回避すると。
ギアの整備士になったグリムは、レアな分析スキルで幼くして帝国に貢献。有力貴族や軍人から信頼を獲得し、帝国の中枢へと食い込んでいく。さらに原作知識を駆使し、未来を先取りした圧倒的な技術革新を起こしてゆき……!?
メカオタクな転生者がアニメ世界の常識を凌駕する異世界ロボットファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
20
人類が半人半機の怪物に抗う世界。それに対抗するための兵器「ギア」の魔改造者として活躍する主人公グリム。彼は帝国が占領した国の国民であり被差別側の人間だったが、前世のゲーム知識、推しへの執着で、推しの皇女の死亡を防ぎつつ人類滅亡の危機も救うため皇女専属の整備士を目指す第一巻。ゲームの主人公がサイコパスで怖い。2025/08/11
わたー
10
★★★★★面白かった。廃屋に眠る朽ちた巨大人型兵器「ギア」を見たことで、この世界が前世で大人気だったロボットアニメ「ギア×マジック」の世界であること、アニメのストーリー通りならばアニメ主人公のクーデターによって無駄な人死にが訪れることを知った戦災孤児の少年グリム。悲劇の未来を変えるために、まずは自分の能力を駆使して工場で錆取りから始めた彼であったが、やがてエンジニアとしてめきめきと頭角を現してきて…とはじまる物語。骨太なファンタジーロボットモノだというのが読み終わった後の素直な感想。帝国によって滅ぼされた2025/06/29
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