内容説明
学徒動員、特攻、原爆投下、敗戦……そして日本は生まれ変わった。
2025年は「昭和100年」×「放送100年」、そして「戦後80年」の年。その節目の年に、「歴史探偵」半藤一利の遺志を継ぐ昭和史研究の泰斗・保阪正康が、昭和元年から64年までを対話形式で解説する。
「昭和100年、戦後80年。それは、昭和史が同時代史から歴史へと移行していく、あるいは昭和史が次の世代によって解釈される時代に入ったことを意味するのではないか」(保阪正康)
「ラジオ深夜便」で丸三年にわたって放送された「昭和史を味わう」の書籍化。貴重な写真やイラストが満載、NHKに残された音声をQRコードで聴きながら読む。他社には真似できない、「昭和の全歴史を追体験する」驚きのシリーズ 第2弾!
【内容】
第1章 太平洋戦争下の勤労動員、学童疎開
第2章 戦時下の一般兵士の実像
第3章 特攻隊と太平洋戦争の本質
第4章 戦争末期の庶民の本音とその暮らし
第5章 終戦の日はいつ?
第6章 昭和天皇とマッカーサーの出会い
第7章 新しい教育制度「六・三・三・四制」
第8章 日本国憲法の公布
第9章 昭和天皇の全国巡幸
第10章 東京裁判
第11章 占領期のベストセラー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ichigomonogatari
8
ラジオ深夜便で3年に渡り放送された「昭和史を味わう」の書籍化。保坂氏がアナウンサーの質問に答える形で昭和史の出来事を語り、合わせて当時の音源や映像をQRコードで聞きながら体験できるようになっている。対話形式でとても親しみやすく、世相なども交えてあり、当時の社会の空気が伝わり、人々の心情に近づけるような気がした。歴史書などがあまり扱わない事柄も多く(天皇の巡幸の話など)とても興味深く勉強になった2025/10/02
スローリーダー
3
戦中•占領期のキーワードとメモ〈勤労動員〉戦死•戦災死以外に2万人弱が勤労死〈学童疎開〉疎開中の事故死や疎開病に罹患〈戦陣訓〉国民の思想統制と洗脳に利用〈特攻隊〉人間爆弾作戦。学徒兵•少年兵が捨駒に〈戦争末期〉飢えとの闘い〈真相はかうだ他〉大本営の偏向報道を暴く〈新憲法〉GHQ案+民間案+検閲•修正を国会で決議•承認。 不完全〈天皇巡幸〉戦後最も崇高な儀式。天皇と国民の和合の試み〈東京裁判〉戦争の実態解明のヒント。不公平感の強い裁判。欧米とアジアでは異なる裁判観。〈占領期〉軍部⇒連合国側の言論統制実施2025/09/13
ブロッコリー
2
図書館。特に興味深く読んだのは 、昭和天皇とマッカーサーの会談。昭和天皇の 全国巡幸。学校で教わったことは 本当だったのかな ーっていう思いがずっとあって、なるほど あの当時先生が言ってたことを間違ってなかったんだな…っていうことを今さら確信した。また、マッカーサーが 昭和天皇と会談した時 どのような印象を持ったのかとか、それがその後の日本の政治にどのような影響を与えたのか。日本が戦後、民主主義を平和に 歩めたのは、マッカーサー の影響が大きい。なるほど。2025/10/11
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