よどみ

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¥990
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よどみ

  • 著者名:廣嶋玲子/jyajya
  • 価格 ¥891(本体¥810)
  • 偕成社(2025/06発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784036359509

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内容説明

銭天堂の店主、紅子の商売敵「よどみ」のスピンオフ作品。
案内役は怪童、よどみの知られざる来歴があきらかになる。
内容は3部構成で、よどみが「たたりめ堂」を開店する以前のエピソード、紅子との「駄菓子対決」時のエピソード、そして、天獄園にスカウトされてからのエピソード、全6話を収録。

「からからカステラ」
終戦から成りあがった男の屋敷に入り込むよどみ。

「棚ぼたもち」
高度成長期を舞台に、お針子の女性によどみが近づく……。

「あやつり人形焼き」
息子の人生を支配しようとする母親によどみは目をつける。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カール

13
銭天堂シリーズ番外編。今回は天獄園の怪童が語るよどみのお話。人の不幸が何よりも好きなよどみが聖子と手を組むお話は意外だったけど、結局は聖子が幸せにはなれないと分かっていたからなのか?目次の「天獄園」グランプリのための衣装のイラストが可愛い。次は六条をスカウトする怪童のお話もありそう。2025/07/25

小梅さん。

11
よどみの作るお菓子、なんて悪意に満ちているんだろう。 怪童とのタッグははまりすぎていて。。。 最後の聖子との話だけはちょっといい話だった。 さて、怪童はさらに悪だくみを考えているし。 紅子が彼らとどう戦っていくか、楽しみ。2025/07/13

こゆ

8
小6と共読本。『銭天堂』序盤のライバルだったよどみさんにフィーチャーしたスピンオフ。今の名を名乗る前のこと、たたりめ堂を開店した時のこと、紅子さんに負けて天獄園のスタッフになってからのことまで幅広い。紅子さんは少なくとも室町時代にはいたようだけど、よどみさんは昭和初期くらいから活動してたのかな。悪意のお菓子でハッピーエンドになることはないけど、最後の天獄園グランプリではよどみさんにも少しは情があるのが新発見。よどみさんは洋服も似合うから、7つの衣装を着ているところを見たかった。→2025/08/15

ひろんこ

6
怪童の案内で語られる、よどみちゃんの話。悪意が満ちすぎている…どれも怖いというか嫌というか…でも聖子が作った衣装どれも可愛い♡♡そのキラキラシールがついてきて嬉しい。それにしても本当に天獄園には招待されたくないでやんす。2025/06/27

遠い日

4
銭天堂番外編。何かと紅子さんに絡んでくるよどみの過去、あるいは内面。邪であることには相違ないけれど、ほんの少し意外な面も垣間見られて、この子の気の強さと反面の脆さというか直情なところが、かえってウイークポイントになっているのかもなぁと感じる。人の悪意を吸い取るための悪のお菓子作り。他人の不幸は蜜の味。聖子の一途な願いが切実だっただけに結末が哀れ。2025/08/10

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