日本の寄付を科学する――利他のアカデミア入門

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日本の寄付を科学する――利他のアカデミア入門

  • 著者名:坂本治也【編著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 明石書店(2025/06発売)
  • ポイント 20pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784750356648

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内容説明

世界的にみても寄付行動や見知らぬ人への人助け、ボランティア活動が低調とされる国・日本。これまで積み重ねられてきた学術研究の知見をもとに、利他にまつわる19の疑問と謎を解き明かした稀有な一冊。寄付の活性化こそ日本の最重要課題の一つだ。

目次

はじめに[坂本治也]
第Ⅰ部 日本人の寄付の現状
第1章 日本人はどれくらい寄付をしているのか?[坂本治也]
第2章 日本人はなぜ寄付をしないのか?[坂本治也]
第3章 日本人はなぜ寄付やボランティアを冷笑するのか?[仁平典宏]
第4章 日本人の社会貢献意識は低いのか?[松本渉]
実務者の挑戦①日本寄付財団[村主悠真]
第Ⅱ部 寄付の効果的な集め方
第5章 NPOはどのように寄付を集めているのか?[石田祐]
第6章 どうすれば共感ベースの寄付を増やすことができるのか?[瀬上倫弘]
第7章 ギビングサークルとは何か?[細海真二]
第8章 ソーシャルマーケティングとは何か?[瓜生原葉子]
第9章 寄付を集める人が考えるべき倫理とは何か?[岡田彩]
実務者の挑戦②日本ファンドレイジング協会[鵜尾雅隆]
第Ⅲ部 様々な寄付のあり方
第10章 分野によって寄付行動に違いがあるのはなぜか?[渡邉文隆]
第11章 スポーツイベントで寄付は促進されるのか?[醍醐笑部]
第12章 なぜ人々は大学に寄付をするのか?[福井文威]
第13章 なぜ人々はふるさと納税をするのか?[西村慶友]
第14章 短期完結型のボランティアにはどのような特徴があるのか?[岡田彩]
実務者の挑戦③D×P[今井紀明]
第Ⅳ部 寄付研究の新展開
第15章 寄付者は寄付からどのようなメリットを得るのか?[渡邉文隆]
第16章 お人好しは好かれるのか?[河村悠太]
第17章 法律で寄付はどのように扱われるのか?[小出隼人]
第18章 公務員の寄付行動にはどのような特徴があるのか?[小田切康彦]
第19章 応援消費にはどのような可能性があるのか?[水越康介]
実務者の挑戦④パブリックリソース財団[岸本幸子]
寄付に関連したブックガイド20[坂本治也]
初出一覧
参考文献一覧
編著者・執筆者紹介

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

りょうみや

18
複数の著者によるオムニバス形式。「科学する」というだけあって寄付を心理的、社会的にデータの裏付けを持って語っている。なぜ人は寄付をするのか、日本では寄付が少ないのか、どうすれば寄付を増やせるか等など。巻末の詳しいブックガイドでも読んでみたい本が多い。2024/02/03

Humbaba

3
文化によって人の行動は大きく変わる。利他の心を持つことはいいことではあるが、それをどのように表現し、評価していくかは文化的な面もある。自分のやったことを大々的に表現して周囲からの称賛を得るという文化もあれば、善行だからこそ人にわからないように行うことに価値を置くという文化もある。その良し悪しはともかくとして、どのような考え方であるのかということを知ることは評価をしていくうえで必要になってくる。2024/07/07

sataka

2
読書会用。諸外国と比較して盛んでないと言われる日本の寄付について、統計的に分析する本だが、そもそも分析に用いる生データからして不足している感が否めず、この分野の研究の未発達さを感じた。そのことと、章ごとに別の筆者が書いていることで、良くも悪くも広く浅くという感じの一冊だったが、興味深いデータもあって勉強にはなった。狭義の寄付ではなく、ボランティアや応援消費についても若干触れられているのも良い。2025/03/29

takao

1
ふむ2024/02/16

Tatsuo Mizouchi

0
日本に寄付が少ないのは、結束型社会関係資本に基づく組織が多く、欧米では自発的な活動とされるものが滅私奉公として実質上義務化強制されている、よく言えば、利他的活動が文化として根付いている(ただし、身内認定された人だけ)とも言える。それがハラスメントや働き方改革として否定、さらには企業の福利厚生も縮小化され、いまは本格的な寄付文化への移行期間かもね。米国は自己責任文化なので、逆にそれが助け合う制度を求めたとも言えるし、欧州はノーブルオブリージュの文化で成功者は寄附する文化があるもかもね。2026/01/12

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