幻冬舎単行本<br> 妻はりんごを食べない

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幻冬舎単行本
妻はりんごを食べない

  • 著者名:瀧羽麻子【著】
  • 価格 ¥1,881(本体¥1,710)
  • 幻冬舎(2025/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344044456

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内容説明

友達のように仲のいい夫婦に訪れた、突然の「妻の不在」。スマホではこんなにも簡単に「つながる」のに、こんなにも手がかりが無いなんて。そこはどこ? あなたは誰? 不安は、不信になり、不穏へ――。日本を北に南に、夫は”見えない妻”を追う。

40代に入った小川暁生は、妻と二人の生活を気に入っている。
ところがある日、妻が実家に行ったきり、戻ってこない。
京都にある彼女の実家を皮切りに、彼女に縁のある場所を探る暁生だったが、どこへ行っても、彼女は気配だけ残し、姿は無い。
見知らぬこの地で彼女は何をし、どんな顔を見せていたのか? 
遠く離れた土地と土地を結ぶ“線”には、どんな秘密があるのか? 
そもそも彼女は無事なのか?
穏やかすぎる夫婦に突然訪れた、愛のゆらぎの物語。

なにひとつ手がかりのないまま置き去りにされ、僕は、ひとりぼっちで途方に暮れている――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

モルク

118
京都の実家に法事のために戻った妻玖美が帰ってこない。電話連絡はつくが彼女の言うこともはっきりしない。不審に思った主人公暁生は妻の実家に赴くが生憎外出中とやらで会えない。彼女を追いかけあちこち巡るはめになるがすれ違いになってしまう。夫婦であっても知らないことが多すぎる。わかったつもりになっていても自分の都合のいいように捉えていたということもある。仲がいいことに満足せず話し合いを!そして玖美がこんな大事な話をしてこなかったのが不思議。この度のことがなかったらずっと話さないままでいたのかな。2025/10/06

みかん🍊

97
法事で実家へ帰った妻がいつまで経っても帰ってこない、喧嘩したわけでも、特に不満を抱えていた風でもなかった、お互い仕事を持ち子供はいないが自由に仲良く暮らしていたはずだった、連絡は取れるので事件ではないが何故妻は帰って来ないのか、ミステリ風でもあり、夫婦、親子の在り様でもある、妻の足跡を追って実家の京都、その前住んでいた青森、そして長崎を訪れる、夫婦といえど何もかも過去を話す必要もないが、お互いを気遣い過ぎて深く聞かない話し合わない事で誤解を生む、血の繋がりだけが家族ではないし夫婦の在り方はそれぞれ。2025/08/18

tetsubun1000mg

92
筆者の本は割と好みで「ありえないほどうるさいオルゴール店」以来12冊目。 今まで読んだ本はシンプルなストーリーだけど繊細な気持ちを書いている印象だったけど、本作はなかなか複雑で登場人物も多い作品だった。 前の結婚のことや離婚の原因だけでなく、今の妻のことも受け入れているけど、繊細な性格の暁生の人生が中盤以降で書かれるので真実は後半に明らかになっていく。 筆者の作品の中ではタイトルはいつもの切り取り方だが、内容はミステリーのようで読みごたえがある。 今年の六月出版なので直木賞にノミネートされないだろうか。2025/08/23

星群

88
玖美さんが家を出てからの約1ヶ月半の出来事。もどかしかったー。りんごがどう関係してくるのかと思いきや、出身が青森だったんですね。ただの気まぐれで翻弄してるのかと思ったけど、切実な理由があったん。いや!言いなよ!って、突っ込んでしまいました。私なら、言うな。装幀のりんごのじくが面白い。まぁ、私は梨の方が好き。2025/11/05

ひめか*

84
瀧羽さんにしては珍しいミステリー調。実家に帰って戻らない妻の行方を探しに行く夫の話。先が気になってどんどん読めたが、二人とも相手を気遣うあまりに伝えるべきことを伝えないから、最後まですごくもどかしかった。妻の抱えた秘密は結婚前に言うべきだし、何も言わずに元妻と会っている夫も恋愛感情はないとはいえ、なんか気になる。前の妻と出産を巡って別れた暁生と、複雑な家庭環境で育った玖美。つらい過去を持っているからこそ、相手を傷つけないように振る舞ってしまうのだと思うが、互いに話した方がいいよ。やっと話し合えて良かった。2025/10/27

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