生物学を進化させた男エドワード・O・ウィルソン

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生物学を進化させた男エドワード・O・ウィルソン

  • 著者名:リチャード・ローズ/的場知之
  • 価格 ¥3,300(本体¥3,000)
  • 草思社(2025/06発売)
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  • ISBN:9784794227805

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内容説明

ドーキンスに比肩する生物学界の最重要人物の全貌に、
ピュリッツァー賞作家が迫る!

アリの複雑な生態の解明に多大な貢献をし、
「社会生物学」で自然科学と人文学に一大論争を巻き起こし、
「バイオフィリア」で生物保護の重要性を訴えたエドワード・O・ウィルソン。
巨大な功績ゆえに広く理解されているとはいいがたいその全容を丹念に紹介し、
ウィルソンの幼少期の失明、父の自殺、大学のポスト争いなどライフヒストリーを同時に描き出し、
ピュリッツァー賞作家がその手腕をおおいに発揮して圧巻の評伝としてまとめた1冊。
完成度、重要度において、他に類のない科学伝記。

「エド・ウィルソンさんと知り合うことができ、とても光栄に思いました。彼の人生とその功績は、科学者だけでなく一般の人々にも大きな刺激やインスピレーションを与えてくれました。この本は、そんな偉大な思想家であり観察者でもある彼の魅力を伝えてくれる、すばらしい一冊です。」――ポール・サイモン(歌手)

「20世紀における最も著名な生物学者の一人を描いた感動的な記録である。彼は自然界を『聖域、限りない冒険の領域』とみなし、そこに立ち入る人間は少ないほど良いと考えている。」――ニューヨーク・タイムズ

「ピュリッツァー賞受賞者であるローズは、驚嘆すべき本書において『20世紀最大の生物学者の一人』にふさわしい評価を与えている。彼は、生物学の発見の主たる舞台は研究室であると広く信じられていた時代に、ウィルソンを不屈のフィールドワーカーとして描き、また社会生物学の普及を推進し、『蟻』と『人間の本性について』でピュリッツァー賞を受賞した人物として描写した。ウィルソンが科学界および一般社会の自然観に及ぼした多大な影響を、聖人化することなくかつ疑念を残さぬ筆致で論じている。必読。」――パブリッシャーズ・ウィークリー

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

53
読むほどに偉大さを思い知る。過日、「リチャード・ドーキンスの本は、何冊も読んできたのに、エドワード・O・ウィルソンの本は一冊も」と書いたが、本書を読んでてちょっとわかる気がした。2025/07/25

Yuki2018

7
自然選択の単位を遺伝子と見ることで動物の利他的行動、さらに人間の社会行動に根拠を与えようとする社会生物学は、一部の「人道主義的な」学者や活動家から強い批判を受けた。同分野の創始者ウィルソンは選民思想等と罵倒を浴びせられ、活動家から氷水を引っ掛けられた。キャンセルカルチャーは昔から存在していたようだ。直感の他に主張の根拠を持たないドグマ的な連中を尻目に、結局論争に勝利したウィルソンは、今度は生物多様性の維持活動に乗り出した。真に卓越した一流の学者とはこういうものだろう。面白くて読みやすい伝記。2025/08/10

勝浩1958

6
エドワード・ウィルソンの伝記ですね。生物学の話がもっとあるのかと思っていました。2025/10/15

きょ

3
草思社、ネットの評判から興味があって読み始めた。昆虫学者のエドワードウィルソンの伝記。野生生物多様性を唱え、維持する環境の消失劣化に警鐘を鳴らした。人間の自然破壊な問題提起。2025/07/24

pushuca

2
社会生物学に対する偏見は払拭出来た。2025/07/20

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