ブルーバックス<br> 世界は基準値でできている 未知のリスクにどう向き合うか

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ブルーバックス
世界は基準値でできている 未知のリスクにどう向き合うか

  • ISBN:9784065401583

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内容説明

男と女はどう線引きすべき? 成人の定義って? 安全な堤防の高さとは? 混迷するボーダレスの時代に基準値の進化は止まらない!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

こづこづ

9
ハッとが感動した気付き 「基準とは、私たちが生きたいと思う世界を考え、実現するための良い道具」‼️ そんなふうに考えたことなかったが。そう考えると世界が変わる。世界、社会、仕事…身の回りのルールも、誰かが描いた世界なのかも。また、それは〜変えることも出来る! とってもオススメ本☺️2025/08/24

Katsuto Yoshinaga

9
「基準というものは、考えるという行為を遠ざけてしまう格好の道具」という戒めの言葉に基づき、いくつかの基準値が丁寧に調べ上げられている。男と女の区別、放射線量、防潮堤の高さ、がん検診の有効性など、なかなか興味深い。「宗教の戒律のように、『こうした方がいい』ことは、説明するより『そういうものだ』としてしまう方が効率がいい」とか、「データ取得・利用について、サービス利用者から同意を取っておこうという姿勢は、責任逃れの下心」といった鋭い指摘にも感心させられる。しかし、内容はかなり硬派で、読むのに難儀した。2025/07/22

うぃっくす

8
読みやすくて1日で読めた。世の中専門家の人たちが専門家の中で盛り上がって決めちゃうことが多くて一般大衆に落ちてくるときには複雑で何言ってるのかわからなくなっちゃうことが多々あるよね。最近ボーダレスいきすぎてて疲れる。境目にいないもっとたくさんの存在については議論し尽くされたからなのか置いてけぼりだよ。PFASは最近そればっか。新しい規定とか組合多い。アイデンティティとか考える力を持ってない人は今後も搾取される一方ですな。2025/08/24

19番ホール

3
基準値の成り立ちと決め方について、多角的に掘り下げた新書。タイトル買いした自分をほめたい。とてもよかった。あくまで数値である以上、エビデンスがベースになるものの、線引きをする意義によっていくらでも値は上下する。基準値は恣意的だからあてにならない、で終わらずに、実用品として合議しながら運用していく目線がよかった。2025/07/26

skr-shower

2
他地区図書館本。拾い読み。「謎ルール」と似ている。本当は“ 私たちが生きたいと思う世界を考え、実現するための”道具であり、基準なのだが・・・2025/09/14

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