集英社新書<br> テクノ専制とコモンへの道 民主主義の未来をひらく多元技術PLURALITYとは?

個数:1
紙書籍版価格
¥1,188
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

集英社新書
テクノ専制とコモンへの道 民主主義の未来をひらく多元技術PLURALITYとは?

  • 著者名:李舜志【著】
  • 価格 ¥1,188(本体¥1,080)
  • 集英社(2025/06発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087213690

ファイル: /

内容説明

世界は支配する側とされる側に分かれつつある。その武器はインターネットとAIだ。シリコンバレーはAIによる大失業の恐怖を煽り、ベーシックインカムを救済策と称するが背後に支配拡大の意図が潜む。人は専制的ディストピアを受け入れるしかないのか? しかし、オードリー・タンやE・グレン・ワイルらが提唱する多元技術PLURALITY(プルラリティ)とそこから導き出されるデジタル民主主義は、市民が協働してコモンを築く未来を選ぶための希望かもしれない。人間の労働には今も確かな価値がある。あなたは無価値ではない。テクノロジーによる支配ではなく、健全な懐疑心を保ち、多元性にひらかれた社会への道を示す一冊。

目次

はじめに――シリコンバレーが広める絶望
第1章 失われた道/DAO――専制か民主主義か
第2章 多元性とは何か
第3章 近代を超える思想
第4章 新しい政治のかたちを求めて
第5章 コモンへの道/DAO
おわりに――2030年の世界に向けて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

122
急激な技術進化に伴って政治とテクノロジーの結びついた未来は不可避と思われる。しかし提示される未来像はプラットフォーマーの支配するテクノ封建主義や中国が推進するデジタル強権支配、AIと社会が融合した統合テクノクラシーに企業の自由至上体制など技術に精通したエリートしか参加できない専制政治型ばかりだ。そこで著者はテクノロジーに必要なデータを提供する一般人に投票用クレジット(QV)を与え、多元的投票を行うデジタル民主主義を提唱する。確かに理想としては一理あるが、誰がQVを管理するのかとわかりにくい仕組みが難点か。2025/09/24

よっち

29
インターネットとAIを使ったテクノロジーによる支配が生まれつつある中で、健全な懐疑心を保ち多元性にひらかれた社会への道を示す1冊。シリコンバレーはAIによる大失業の恐怖を煽り、ベーシックインカムを救済策と称するが背後に支配拡大の意図が潜む中で、インターネットの理想と現実、統合的テクノクラシーや企業リバリアニズム、デジタル民主主義といった新たな概念が生まれて、繋がりをベースにした多元性や財産の共同所有、データの尊厳や新しい政治の形、多元的な投票や市場、マネジメントの新たな可能性を感じさせてくれる1冊でした。2025/07/09

yutaro13

19
統合テクノロジーや企業リバタリアニズムに対抗する第三の道として、オードリー・タンやグレン・ワイルが提唱する「多元技術(PLURALITY)」とそれが導くデジタル民主主義を概説。全てを十分に理解できたわけではないが、私有財産制(→COST:共同所有)や一人一票原則(→QV:度合いを反映する投票)を相対化する視点は刺激的。一方で、これらが実際の社会で機能するための条件やインセンティブ設計にはなお検討の余地が大きいとも感じた。2026/04/17

エジー@中小企業診断士

14
オードリー・タンとグレン・ワイルらの「Plurality(多元性)」を参照しデジタル民主主義を論じる。統合テクノクラシーでもなく、企業リバタリアニズムでもない第三の道/DAO。複雑系や自己組織化。宇宙は多元的な構造を有する。民主主義の欠点はジョン・デューイ「新興の公衆」参照。鍵となる概念は「コラボレーションの深さと広さのトレードオフ」を克服するには?柄谷行人の「交換様式X」導入し、オープンかつ無償の交換を行うパターン=X。テクノロジーを活用した多元的ID、COST、MIDs、ISR、拡張熟議、QV、QF。2026/01/24

maghrib

8
オードリータンが推奨するPluralityの解説書。民主主義によるIT技術のコントールを否定する統合テクノクラシーや企業(テクノ)リバタニアンと異なり、異なる意見の共存を尊重するデジタル民主主義への道を説く。20世紀初頭のマスメディアが発展したときに民主主義に悲観的だったリップマンとそれを乗り越える道を説いたデューイと対比しているのは興味深い。異なる意見の橋渡しの立場を取るので、左右どちらかからも反対されるのはしょうがないというところはあるが、可能性は感じられる。2025/07/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22677052
  • ご注意事項

最近チェックした商品