ハルキ文庫<br> 夏の終り 情事ほか

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ハルキ文庫
夏の終り 情事ほか

  • 著者名:森瑤子【著者】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 角川春樹事務所(2025/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784758447133

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内容説明

夏の終り、ヨーコはある情事の記憶を思い返していた。夕日を見ても動かなくなった心と肉体の老いに怯え、夜ごと六本木に繰り出し、性愛に身を委ねた日々。その中でもとりわけ夢中になったのは、蒼い瞳を持つレインという男だった。しかしヨーコは一つだけ、レインに大きな嘘をついていて……(「情事」)。ほか、主婦・柊子の日常を描いた「彼女の問題」、レインを示唆する「R」と出会う挑戦作「死者の声」、「情事」の元となった日記が掲載された「失恋日記」、計4作品を収録。作家・森瑤子の真髄に迫るオリジナル短編集。
(解説・ジェーン・スー)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ズー

13
この方全く存じ上げなかったのだが(そんなのばっか!)、こんな薄い一冊なのに、女の心情の密度がすごい。短編4つなんだけど、それぞれに著者の面影があり、それぞれ違う顔をしていたり、他の話の裏話的なことをしていたりで面白い。やはり私は凡人なので彼女の問題にやたらと共感してしまう。表題作はまさに情事!!!なんという情事!熱烈で当時の熱気を感じたよ。変わる代わる見え方が変わる、女の炎を見せつけられている感じ。これが私が生まれる前に起きてたって驚きだな。私もモテなくて失恋多かったけど、こんな日記書けないよ!2025/08/05

小倉あずき

2
女盛りを持て余す女の呻きを赤裸々に書き出した作品群。ジェーン・スーの解説読みたさに買ってみたが共感できない作品だった。なんというか生涯現役でいたいタイプの人には刺さるんだろうな。 当時は今と比べて女性の社会的役割の固定具合が半端なく、その枠組みに収まりきらない女性たちは本当に生きづらかったんだろう。森瑤子はあの時代のそうした女性たちの代弁者として受け入れられていたのかな。 ハイネの『逝く夏』の一節を思い出した。 「私は、去つてゆく夏であり、 お前は枯れてゆく森だつた。」2025/08/10

しいか

1
1977年夏に書かれた本。登録数が少なくてビックリ! これは…現代の30代40代女性にとっても必読書だと思う。 子供がいるのに家庭的な感じがしないところが女として生きてる感じがして良い。 私も既婚じゃなかったらこんな恋愛してみたかったと思ったけど、こういう燃え上がる恋愛は不倫でしか感じられないものなのだろう。 擬似体験させてくれてありがとうございます。 また、森さんの文章もだが、ジェーンスーさんの解説がとてもしっくりくる。 2025/09/16

あみ

0
満たされない渇望がいたいほど伝わる文章2025/11/16

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