出版社内容情報
ニュルンベルク裁判の通訳を研究した唯一の書。同時通訳の起源としての裁判に肉薄、通訳者の履歴など、きわめて重要な分析を含む。
●ニュルンベルク裁判における通訳をテーマにした唯一の本で、通訳のしくみ、通訳者の履歴、通訳史における意義が精確に述べられている。専門家向けに書かれているが、現代史、通訳問題に関心のある一般読者にも難なく読める。
●同時通訳が初めて本格的に使われた通訳史上の決定的なできごとを扱っているので、通訳・翻訳研究者や、通訳に関心のある学生の必読基本文献。もちろん現代史の重要な一冊として。
●ニュルンベルク裁判研究について、これまでとは異なる角度からの情報を提供。
●専門的内容が含まれるが、わかりやすく書かれた一般書なので、戦後史、ヨーロッパ研究、語学一般に関心のある読者も対象。
●訳者・武田珂代子氏は、立教大学異文化コミュニケーション学部教授。専攻は、翻訳通訳・異文化間コミュニケーション研究[博士]。
はじめに
第1章 開廷前
第2章 通訳システムの説明
第3章 通訳の信頼性と裁判への影響
第4章 法廷外での生活
第5章 通訳者のプロフィール
結び
エピローグ ニュルンベルク裁判後の通訳
付録 ◆判事、検察団、弁護団のリスト
◆罪名、および各被告の判決のリスト
解説(武田珂代子)/ 参考文献/索引
内容説明
同時通訳が初めて本格的に行われた事例の歴史的意義を精確に論じる。通訳の仕組み、方法の議論、通訳者の履歴や人物など、通訳に主眼が置かれた唯一の研究。
目次
第1章 開廷前
第2章 通訳システムの説明
第3章 通訳の信頼性と裁判への影響
第4章 法廷外での生活
第5章 通訳者のプロフィール
エピローグ ニュルンベルク裁判後の通訳
付録 裁判関係者/訴因、判決、量刑
著者等紹介
ガイバ,フランチェスカ[ガイバ,フランチェスカ] [Gaiba,Francesca]
イタリア・ボローニャ大学で英語・ドイツ語・フランス語・イタリア語の会議通訳を専攻し、1996年に卒業。ニュルンベルク裁判の通訳に関する研究で1997年、A・スキアーヴィ財団賞を受賞。その後、米国・シラキュース大学で国際関係論の修士号、文化人類学の博士号を取得。現在は米国・イリノイ大学シカゴ校の人種・公共政策研究所の研究副所長として主にジェンダー・セクシュアリティ研究などに取り組む
武田珂代子[タケダカヨコ]
熊本市生まれ。専門は通訳学、翻訳学。米国・モントレー国際大学(MIIS)翻訳通訳大学院日本語科主任を経て、2011年より立教大学異文化コミュニケーション学部・研究科教授。MIISで翻訳・通訳修士号、ロビラ・イ・ビルジリ大学(スペイン)で翻訳通訳・異文化間研究博士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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