内容説明
岡山の名士が遺した二通の遺言状。一通目の遺言に従って、一族の面々は瀬戸内の孤島・斜島に集められた。行方を晦ましていた怪しげな親族も姿を見せるなか、巨大な球形展望室を有する異形の館・御影荘でもう一通の遺言状が読みあげられた翌朝、相続人の一人が死体となって発見される。折しも嵐によって島は外界から隔絶される事態に。館に招かれた私立探偵・小早川隆生と弁護士・矢野沙耶香の二人を奇怪な事件が待ち受ける。鬼面の怪人物の跳梁、密室から消える人影、二十三年前の悲劇――続発する怪事の果てに明らかとなる驚愕の真相は。謎解きの興趣を隅々まで凝らした本格推理長編。/解説=大山誠一郎
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
森オサム
47
「館島」を読んだのは14年前。何にも覚えていませんが結構面白かった様な記憶だけは有り、本作を読む事にしました。まあユーモラスでとぼけた会話はいつもの作風ですが、今回はトリック、動機、犯人の正体、と言うミステリの根幹がちょっと…。嵐の孤島が舞台で有る割には、恐怖や切迫感の様な物がちょっと…。と言う訳で、長い話だった事を考えると少々期待外れでしたね。タイトル通り「仕掛」は色々有りましたので、そこはホントでしたけど(笑)。2025/09/23
みなみ
31
孤島を舞台としたクローズドサークルで殺人事件が発生するミステリー。探偵と弁護士の掛け合いや軽いギャグのおかげで、陰鬱な雰囲気にならずに軽い気持ちで読み進めることができる。タイトルどおりの仕掛けたっぷりの館で、真相が分かったときは驚きだった。読んでいるときに怪しいと引っ掛かった箇所はちゃんと回収されるので、読み終わったときはすっきり。 2025/09/17
りんだりん
21
ユーモアのつもりかもしれないが、全くぴんとこない。しかも相当面白くない。これが作風と言われればそれまで。トリックもハテナだらけ。ドラマ・映画の阿部寛「トリック」のようなものだ思えばいいのかな。申し訳ないが「本格推理」と呼ばないでほしい。合う合わないの問題だとは思うけれども超久しぶりの辛口評価で★12025/08/15
スプリント
19
島の館に作られた仕掛けが壮大すぎるが 物語としては破綻していない。 軽薄な探偵と振り回される弁護士のコンビも面白い。2025/12/16
coco夏ko10角
19
亡き名士の遺言で一族が孤島に集まり弁護士が遺言書を読み上げる、そして遺体が…。いかにも何かありそうな館についてはそうだったのかとなったけど、著者の他作品とネタかぶりしてる箇所もあったり真相に(館とは別に)無理があったり。内容紹介と『館島』が再読した際あちこちに伏線があって面白かったのもあって期待しすぎてしまったかも。2025/08/03




