内容説明
最高で最強の、夏。
つらい過去も自分の弱さも、踊ればきっと、みんな輝く。
静岡の風物詩〈港かっぽれ〉に夏を捧げた高校生の、汗と涙はじける感動作。
地元出身作家が放つ、祭×青春小説!
ダサい――。熱血顧問の不格好なダンスに、望月夏希らはめまいを覚えた。
静岡の清水みなと祭りで港かっぽれを踊る部活に集まった、やる気なし、体力なし、連帯感なしの十人の高校生。練習を重ねサマにはなってきたものの、ひた隠す過去の傷や虚勢のせいで部員の気持ちはすれちがったまま。
汗と一緒に本音も弱音も大噴出して迎えた本番、彼らは最高のかっぽれを踊れるか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
118
かっぽれファンク、エイサー、フラメンコ、レゲエ、ねぶたーこれ全部ほんとにある清水港まつり。 地元愛炸裂でワクワク。セノバのフードコートや静鉄バスやら。 爽やか青春。映像化したい大賞受賞(今年の静岡書店大賞)2026/01/08
ぼっちゃん
51
【第13回静岡書店大賞 映像化したい文庫部門受賞作】地域連携部活動で港かっぽれを踊るために集まった高校生の物語。先生の”とにかく楽しい経験をして欲しい。楽しいというのは、目先の娯楽ではなく、十年後や二十年後にその季節を思い出すような記憶のことだ”と言った言葉があったが、最高の夏の思い出になっただろう。静岡の清水愛の詰まった作品で静岡書店大賞にはぴったりです。2026/04/15
よっち
26
静岡の風物詩〈港かっぽれ〉を踊るために集まった期間限定の地域連携部活動かっぽれ部。その踊りに夏を捧げた高校生たちの姿を描く青春小説。田舎では浮いてしまうハーフやその友人、叔父の家に逃げていたり、図書館の利用許可証が目当て、怪我で普通に歩けなくなった少女など、顧問に不格好なダンスを見せつけられて、やる気もなく学校も違う高校生たちが、フォローしてくれた大学生サークルの存在もあって少しずつ変わっていく展開で、隠していた苦い過去や素直になれなかったり、すれ違いを乗り越えて一丸となっていく姿はなかなか良かったです。2025/07/15
kanki
19
静岡市清水の高校生。年に一度のお祭りの空気、光、熱、音。テンションの設定値があまりにも斜め上過ぎ。楽しいっていうのは、明日には忘れているような目先の娯楽でなく、20年後にもその季節を思い出すような記憶のこと。2026/04/11
やっちゃん
16
若さ溢れる青春小説。おじさんから見たら土屋先生でも若者なんだからもうまぶしすぎる。歳とると全てを諦めた厭世的な生き方になるから、やるからには、やれる時には本気で取り組むって気概は大人にこそ刺さる。ベタすぎるがそれでも若者におすすめしたい一冊。2026/04/06




