永遠の別れ―悲しみを癒す智恵の書

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永遠の別れ―悲しみを癒す智恵の書

  • ISBN:9784531081592

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内容説明

死生学の権威エリザベス・キューブラー・ロスとデヴィッド・ケスラーが贈る、喪失と悲しみに寄り添うための必読書。

大切な人を失ったときの感情に理解と共感を示し、心の癒しを見つけるための道筋を提供します。
愛する人を亡くした時、私たちは様々な感情に翻弄されます。
悲しみは、決して恥ずべきものではありません。むしろ、愛する人を失ったことへの自然な感情です。
著者は、長年の経験から得た知識と洞察を、具体的なエピソードを交えながら語ります。
例えば、ある女性は、夫を亡くした悲しみから抜け出せずにいましたが、この本を読み、自分の感情と向き合うことで、少しずつ前向きな気持ちを取り戻していきました。
この本は、同じような経験をした人々に、希望と癒しを与えるでしょう。
自分自身のペースで、少しずつ心の傷を癒していくためのヒントが、この本の中から、きっと見つかるはずです。

目次

読者へのおぼえがき
まえがき/「わたしは終わったの」
序文/予期された悲嘆
第1章 悲嘆の五段階
否認・怒り・取引・抑うつ・受容
否認
怒り
取引
抑うつ
受容
第2章 悲しみの内側
あなたが喪失を体験するとき
安堵
感情の休息
悔恨

天使

面影
役割
物語
過失
怒りと恨み
もうひとつの喪失
人生観
孤独
秘密
懲罰意識
コントロール
空想
つよさ
死後の生
第3章 悲しみの外側
記念日
セックス
健康管理
多忙
遺品
祝日
手紙
財産
年齢
終結
第4章 特殊な喪失体験
子ども
多重喪失体験
災害
自殺
アルツハイマー病
急死
第5章 変わりゆく悲しみの顔
第6章 エリザベス・キューブラー・ロス/わたし自身の悲嘆
第7章 デーヴィッド・ケスラー/わたし自身の悲嘆
結びのことば/悲嘆という贈り物
謝辞
こころを前に進めるために……訳者あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わん子

14
愛する人、身近な人を亡くす悲嘆は、その人固有のものであり、決して同じものはなく、マニュアル化できるものでは無い。という前提の元、それでもそのプロセスを豊富な事例と共に読者と「歩む」ように書き、その人固有の悲嘆を浮き上がらせることに腐心されたと思われる本。自分の悲嘆に直接的に適用するような形でなく、他人の悲嘆を知ることで自分(と、残された身近な人)のそれを見つめたり相対化したり寄り添ったりすることが出来る。ある程度元気がある時しか手に取れないが、それでも進むことはできるのかな、と。2020/10/02

Terry Knoll

11
本当に良い本です。家族や親しい人の死は計り知れない悲しみです。「克服できるものではない。回復するものでもない。新しい意味を見出し、亡き人と共に生きたことに新しい豊かさをみだすのだ。」とこの本を静かに話しかけています。2016/03/19

みーちゃん

6
眠れない夜に、すこしづつ読んで、すこし心穏やかになり、眠る。という1週間でした。悲しみぬくこと、受容して、愛する人の死という苦い経験をもった「新しい自分」に成長して、再び歩き出す。視点を逆転させることで、人生最大の苦しみからも立ち直ることができる。こころに刻んで、無理をしないで、生きていこうと思う。悲しみは人と比較できない。だから、悲しみに沈んでいる人への声かけも、傷つけないようにしたい。ともかく、人の暖かさがわかる毎日。苦しんでいる人は、読んだほうがいいと思う。とても長いし、辛い話ばかりだけど2022/03/06

yutayonemoto

5
「僕はもうすぐ僕の大切な人を永遠に失うかもしれない」という不安を生まれて初めて感じたので、求め、読んだ。私は医療者だが、身内のケアになんと鈍感であったか。大切な人の長所をどれほど知らなかったか。大切な支えを支える人たちが残された後、その人達を支える番になることを受け止めた。次回の緩和医療学会には参加したいと思う。人ってすごいわ。2014/09/20

Mihoko

4
様々な悲嘆について実例を挙げて書かれている。最後には著者たちの自らの人生の悲嘆が記されていてとても興味深い 2022/03/07

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