講談社文庫<br> 楽園のアダム

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講談社文庫
楽園のアダム

  • 著者名:周木律【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 講談社(2025/06発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065392935

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内容説明

大災厄により人類は1%未満まで減少、地球上のほとんどが不浄の土地となってしまった。生き残った人々は、わずかに残った土地で人工知能カーネにより生活を制御され、平和に暮らしていた。”殺人”などとは無縁の世界、のはずだったーー。

〈書評家、驚愕〉

(吉田伸子さん)
一読驚愕、再読感服!
1000年後の地球を舞台にして問われる人間の本質。
物語に張り巡らされた小さな棘は、やがて鋭利な刃となって
読み手の旨に突き刺さる。

(吉田大助さん)
世界文学の動向と呼応する、本格ミステリーにして本格にディストピア・ロマンス。
真相が開示された瞬間、自分の内なる先入観や思い込みの存在に気付き、
打ちひしがれた。大傑作。

(円堂都司昭さん)
人類が暴力抜きで平和に暮らせる条件とはなんなのか。
この物語世界が示す解答にショックを受ける一方、
自分は知らないふりをしていただけかもしれないと思った。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

510
数年に一度出るか出ないかの大仕掛けがされた作品。どんでん返し好きな読者には傑作だろう。一方で、幅広い層にリーチするヒット作にまでは届かなそうと思えるのは、細部の説得力不足が目立つから。被害者が惨殺死体となっていた理由や、学長の選抜方法など、ちょっと苦しい点をもう少し上手く処理できれば。まだ細かく拾ってはいないけれども、地の文章でアンフェアになっていた部分もあったような…それはまた後日ゆっくり検証。デビュー時から素養は見られたが、SFに寄せた世界観で独自性のあるミステリ作家さんになり、今後の作品も楽しみ。2025/06/22

yuui

12
またやったよ😑 読みながら昔こんな感じの話の本読んだような気が‥‥。 オチ知った瞬間やっぱりそやんな! あのオチやつやんな‥‥ 調べたら2022/1/5に読んでました_(┐「ε:)_ズコー まぁ面白かったから良かったけど! でも今回はやけにひっぱるなが追加されたけど🤭 文庫の本は文庫化って書いて欲しいよね😵2025/07/14

にゃんこ

4
秘密が少しずつ暴かれていって、最後に!!!!みたいな話って好み。軽めのテイストでサクッと読めた。これを重たいテイストにする作家さんもいるんだろうなぁ。それはそれで興味あるけど。2025/07/24

鰹よろし

2
人類という生命へのアプローチが人間という在り方へと通じていく構成はすんごい好き。ただ、現状構築されているシステムとの類似性への固執が、彼らの盲目さに対する疑問に直結しちゃうから、ひっくり返れるか返れないかはあなたの素直さ次第。2025/07/10

くに

2
舞台は600年後のとある島。SF的な要素を取り入れつつ、しっかりミステリーとしても完成されている。終始違和感を覚えながら読み進めるも、真相には驚かされた。めちゃくちゃ面白いんだけど、読む人は選びそう。個人的にはどストライク。【91点】2025/07/06

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