内容説明
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「もし明朝の結婚パーティやお葬式に招かれたら、どんな格好で行けばよいでしょう?」 本書では、中国の明朝(1368~1644年)における性別・年齢・身分・季節による服飾の違いや、日常生活や冠婚葬祭など、具体的なシチュエーションに応じた装いを紹介。再現イラストと豊富な資料で、当時の人々の生活を身近に感じられる新機軸の図版資料集です。貴重な装束の現存史料や模式図、当時の人々の姿を描いた絵画作品なども満載。「中華らしさ」を確立した時代の服飾と着用シーンが、鮮やかな図版で蘇ります。龍や麒麟、草花などを織り表した鮮やかな文様、染色や刺繍、繊細な彫金など、技巧を凝らした服飾品の写真、中国の季節行事や風習など、伝統や規則を重んじる当時の人々の様子を垣間見ることができます。
感想・レビュー
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starbro
128
明の時代のファッションとライフスタイルが紹介されています。当時は、日明貿易の時代、日本もかなりの影響を受けてたのではないでしょうか❓ https://www.maar.com/shop/comic/pose/isbn97848373059892025/05/08
tokumei17794691
2
中華ファンタジー好きからすると「この系統の本を待っていた!」。官僚夫妻の「お呼ばれ服」、つまり服装のTPOを中心に詳述。これに関連し、宴席、葬儀、婚礼のしきたりのフローチャートまである。中国服飾史本は何冊か読んだが、「○○という衣裳がある」との書き方で、服装のTPO、夏・冬の生地の違いは薄いことが多く、非常に不満だった。中国史なら清・宋・唐・漢・秦、ペルシャ、トルコ、モロッコ、古代エジプト、マヤやアステカの他国の民族衣裳にも、この系統の本が増えてほしい。ただ、農民や兵士など庶民層の記述はほとんどない。2025/05/18
Teo
0
「薬屋のひとりごと」では朝服に補子が付けられていたので風俗は明朝辺りだと踏んで見ていた。なのでこの本はその頃の服飾がどんなものかを知る良き資料となる。ただ、読み始めて思ったのが「あれ?これって日本人の文章じゃないね」と言う点で、それは確かに翻訳物であって、それ自体が悪いとは言わないものの、もうちょっと日本人が読む文章にこなれた訳文にならなかっただろうか。よくある中学校英語の日本語訳みたいな感じだった。2025/06/09