小学館文庫<br> 山に抱かれた家 迷い道

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小学館文庫
山に抱かれた家 迷い道

  • 著者名:はらだみずき【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 小学館(2025/06発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094074659

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内容説明

いきなり自給自足できるのか?

文哉は猟師の市蔵を訪ねた旅の途中で、山間にある畑付きの空き家を見つけた。縁もゆかりもない土地、限界集落でもあったが、運命を感じ購入を決める。地元住民との交流を重ねながら、古い家屋や休耕地だった畑に手を入れていく日々。畑の梅の収穫がいよいよ始まる頃、付き合って間もない凪子を迎え入れ、共同生活がはじまった。畑を守るために狩猟をはじめる決意を固める文哉だが、一方の凪子は口数が減り、引きこもりがちになっていく……。
人生の迷い道を彷徨いながら自立を目指すシリーズ最新作!

(底本 2025年6月発売作品)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

96
山の暮らしのリアル。トイレ、網戸、暖房、お風呂、イノシシ…問題にぶち当たるたび、苦労しながらも自分のやり方で乗り越え、たくましくなっていく文哉(危なっかしくてハラハラ)一から生計を立てていくのは並大抵のことじゃなさそう。出て行ってしまった凪子との関係はどうなるのか。続きが気になる!2025/08/07

ナミのママ

88
新シリーズ〈山に抱かれた家〉2作目。丁寧な自然描写と人生哲学とも受け取れる生き方を感じるシリーズ。千葉の〈海が見える家〉を離れて山間の空き家で暮らし始めた文哉。隣には凪子がいるが夫婦ではなく同居人だ。網戸がない、風呂がない、夜間にはイノシシがやってくる、やるべきことはたくさんある。考え、迷い、ときには涙を流しながら自分の人生を生きようとする中で、大切な人への思いやりが少し減ってしまったのかもしれない。2人の間に厳しい現実が襲いかかる。身が引き締まるような田舎暮らしを今回も体験した思いでいっぱいだ。2025/06/22

ゆみねこ

74
山に抱かれた家、シリーズ第2弾。梅の実の収穫の頃、南房総から凪子がやって来る。2人の関係は同居人。古い家の手入れや梅の収穫、やるべきこと駒多すぎて文哉は凪子への思いやりが足りなくなり、心がすれ違って行く。凪子は房総に戻ることになり、文哉はまた一人に。住民票を移し、狩猟免許も取り、本格的な自給自足生活が始まる。もがきながら山での暮らしを続ける文哉、次巻ではどうなるのか?早く続きが読みたい。2025/07/15

カブ

41
文哉と共に海から山へ。このシリーズとても楽しみです。山での自給自足、これまでの知識や経験では厳しい現実。暖かいお湯に浸かりながら、小さな幸せに浸る文哉を応援したくなるが、凪子との共同生活がギクシャクし始て、地元に帰ってしまったのが心配。2025/06/23

小説を最初に書いた人にありがとう

38
このシリーズを読み続け楽しんでいる。主人公の文哉は千葉の海に近い家から移住生活を始め、色々な経験や出会いから山へ向かうことになり、群馬の山の家を手に入れたところから始まる。千葉で出会った凪子と共に山間の限界集落でもあったが、山の集落の人付き合いの難しさや自然の厳しさなど苦難が続く。海シリーズよりも読んでいて辛いことも多いが移住の大変さを伝えてくれる一冊。次作では凪子と幸せになってもらいたい。。2025/06/29

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