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内容説明
夏休み、小学校の図書室で出会ったのは…感想文の救世主!? 書くことで、自分の本当の気もちも見つける物語。 小学校の図書室に現れた、謎の中学生フミちゃん。彼女に導かれるように感想文を書きはじめる小学生たち。ただ書いただけだけど、抱えていた不安やさみしさ、モヤモヤがちょっと軽くなって…。 青春小説の名手・額賀澪が贈る。読んだら書くコツがわかって、心もすっきり!感想文がちょっと好きになる物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Karl Heintz Schneider
43
赤い縁の眼鏡に金髪のエクステ。およそ小学校の図書室にはふさわしくない少女の名前はフミちゃん。困っていそうな小学生に声をかけて読書感想文を書く手伝いをする。ふだん本なんか読まないし文章を書くのも苦手な子も彼女から受けたアドバイスでいつの間にか書けている。本書は小学4~5年生を対象にした児童書だが、侮ることなかれ、大人にも参考になることがたくさん出てくる。「読書感想文ってさ、自分のことを書く作文なんだよ。だからむねがモヤモヤして苦しいときは、本を読んで思ったことを作文にしてみると、ちょっと楽になると思うよ。」2025/07/11
sayuri
37
小中学生対象の作品かなと思いながら手にしたが、大人の私が読んでも十分面白かった。青葉台小学校の図書室には、読書感想文を助けてくれる謎の中学生「フミちゃん」がいる。五人の少年少女達に読書感想文の書き方を伝授するフミちゃん。これが具体的でとても参考になる。思い起こせば、私も四話に登場する少年と同じで、子供の頃は先生が何を求めているかを考えて感想を書いていた。最近は読了直後の感情剥き出しレビューになっているけれど、フミちゃんに認められたようでちょっと嬉しい。how-to本でもあるけれど、物語としても面白かった。2025/07/06
fuku3
23
2025.7.13読了。額賀澪氏初読み。夏休みの読書感想文、嫌な思い出しか無い。小学校の低学年の時、二学期の初日の朝に姉と母親に手伝って貰い泣きながら何とか学校に持って行った記憶が甦る。そもそも本を読むと云う行為自体が苦手だった。本を読む楽しさ、読書の奥深さなどは誰も教えてくれなかった。読書感想文なんか書ける訳が無い。自分ももっと早くにフミちゃんに感想文の指南をして貰いたかった。本を一冊読み切る事が、いかに大変な事か読書の得意の方に分かるまい。そんな私が、本を読むキッカケを作ってくるたのは!漫画でした!2025/07/13
☆よいこ
21
児童書。YA。読書感想文の書き方を教えてくれる、だけじゃない▽夏休みの小学校図書室は校長先生が毎日鍵を開けてくれている。夏休みの宿題に困った児童が図書室に行くと、卒業生で中学2年生の「フミちゃん」が読書感想文の書き方を教えてくれる▽①水泳少年クジラの写真集②推し活がはまらない女子③親が本を買ってくれるけど読書は苦手男子④勉強好き少年は効率厨⑤両親が亡くなった少女は本心を言いたくない⑥フミちゃんの事情▽出てくる本が架空本なのか実在本なのか記載して欲しかった。豚が豚肉料理をつくる本て何や。良本。2025.6刊2025/07/20
takaC
19
フミちゃんはもっと違った悩みがあるのではないかと勘繰っていたが、そこまでねじれた話ではなくて良かった。そうね、読書感想文は自分のことを書かないとね。2025/07/06