内容説明
2023年4月に首都ハルツームで起きた軍事衝突により、報道ではスーダンが内戦国だという側面ばかりが注目され、そこで育まれてきた豊かな歴史・文化は捨象されている。本書は激動期のスーダンを目撃した執筆者によるスーダンの過去、現在、そして未来への希望の記録である。
目次
はじめに
第Ⅰ部 歴史と文化の意味
第1章 スーダンの現在と未来につながる「過去」[関広尚世]
第2章 民族の多様性[石村智]
第Ⅱ部 市民革命とその後
第3章 スーダンのアイデンティティ、民主化と開発プロセス[坂根宏治]
第4章 民主主義とスーダン市民[堀潤]
第Ⅲ部 今を生きる・未来を創る
第5章 壁に描かれたアートから紐解く、スーダン市民のメッセージ[今中航]
第6章 「12月革命」と「ヌビアの女王」たち[金森謙輔]
第7章 ポストコンフリクト国における文化遺産の復興と平和構築[石村智]
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
BLACK無糖好き
14
スーダンの近年の動きとしては、2019年:民衆によるデモでバシール大統領失脚、民主化移行政権誕生。2021年:軍事クーデター発生。2023年:スーダン国軍と準軍事組織RSFとの間で軍事衝突発生。800万人が国内外に避難。極めて過酷な状況にあるにも関わらずメディアで取り上げられる機会は少ない印象。本書は、様々な分野でスーダンに関わった人たちの現地での経験や、スーダンに対する想いが綴られている。スーダン人が育んできた歴史文化や国民性、元々あった多様性のある社会、これらの一端が窺える。2025/06/21




