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大正の怪談実話ヴィンテージ・コレクション

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784840151160
  • NDC分類 147
  • Cコード C0093

内容説明

郷愁と戦慄をかきたてる嗚呼、幽霊たちの大正ロマン!心霊ブームに沸く大正期に刊行された幻の実話本を集大成。大反響のレア・ブックス(稀覯書)アンソロジー第2弾。

目次

『妖怪実話』(山内青陵・水野葉舟)(大正六年)
「霊怪の実話」(水野葉舟)
『活ける怪談 死霊生霊』(寺澤鎭)(大正九年)
『怪談 不思議物語』(神田伯龍(五世))(大正十年)
『怪異草紙』(畑耕一)(大正十四年)
『西洋の怪談』(牧緑人)(大正十四年)
『変態心理』大正十三年八月号(大正十三年)恐怖心理と怪談の研究(座談会「恐怖を感じた経験と印象」)

著者等紹介

東雅夫[ヒガシマサオ]
1958年、神奈川県生まれ。文芸評論家、アンソロジスト。怪談専門誌『幽』編集長、元『幻想文学』編集長。著書に『遠野物語と怪談の時代』(日本推理作家協会賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

38
大正期の怪談アンソロジー。現代のとは違って幽霊の出てくる話には因果話の尻尾がくっ付いているが、その一方大正時代独特の神経症的な話も多含まれており、なんというか当時を感じさせるセレクションとなっている。収録作もバラエティに富んでおり、変わり種としては坂本竜馬の幽霊や行者のルポタージュ等も含まれていてここ大満足。因果話を楽しむ一方で、怪異を科学的に解明しようとしたりそれを神経の作用に帰する物と考えようとしている。この混沌とした状況が実に大正らしい。なお出典元のいくつかは近代デジタルライブラリーで全編閲覧可能。2013/03/11

ハルト

9
大正時代の怪談本からのアンソロジー。明治の頃にはまだ色濃かった江戸の闇が薄れ、昭和へと向かう時代の波とが混ざりあっての独特な風俗世相。そんなこの時代らしさある怪談を取り扱っており興味深い内容でした。怪談らしく曖昧なままの怪異を描いてあったり、教訓話的なオチがついていたり、心理学的な面から恐怖について書いてあったり。時代を表す一端としての怪談を読めておもしろかったです。2013/04/16

poke

6
正体を深く追求せず、あれは一体なんだったのでしょうね的に終わる話も多く面白かった。稲川淳二の怖い話に近い気がする。短編なのがほどいいのかもしれない。2015/09/30

SKH

6
大正フォークロア。2013/12/28

いぼいのしし

5
大正時代から、怪談ってあんまり変わっていないみたいだ。2015/08/30

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