内容説明
孤立無援の少女たちに迫る悪の影
一八四〇年代のイギリス、身寄りのない少女ルーカンは勤め先の主人に言い寄られて屋敷を逃げ出し、学校時代の親友で大富豪の娘ゾジーヌのもとへ向かった。しかし、ゾジーヌの側にも大きな境遇の変化があり、財産もなく孤立無援の二人はロンドンへ出て職を探すことに。そこでフランスの田舎に住む慈善家の牧師夫妻から一年間の期限付きで養女にしたいという申し出を受ける。異国の地に落ち着いた少女たちは、老牧師から授業を受け、菜園の世話をしながら平和な生活を送り始めるが、やがて仮面の裏側に隠された恐ろしい事実を知ってしまう。圧倒的な悪の力に立ち向かうことを決意した二人の運命は? 『アフリカの日々』の作家ディネセンが、ナチス・ドイツ占領下のデンマークで変名を用いて発表した本書は、悪の支配に抗う少女たちのロマンティックな冒険を描いて、暗い時代に生きる人々の心を虜にした。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Roca
4
1940年代に、1840年代の英仏を舞台に書かれたお話。19世紀風の良い意味での予定調和のロマンスと、20世紀らしい複雑な犯罪小説のテイストが入り混じる、不思議な読感だった。静かな思慮深い観察によって相手の本質を見抜くルーカンと、情熱的な行動派で鋭い直感力を持つゾジーヌ。互いを補い合う性質を持つふたりのシスターフッド少女小説でもある。悪に対して当然の正義を行使することが、こんなにも重い代償と覚悟を強いられるものなのか。その生々しさは、第二次大戦中のヨーロッパで書かれた作品と考えることでさらに重みを増す。2025/05/31
じゃみじゃみ
1
ルーカンとゾジーヌの擬似的な姉妹とも思える友情は見るべきところがあるきもするが、全体的に今の話なにか関係あるのか?よくわからない話が多く感じられて全然楽しめなかったな。2025/06/12
もっち
0
第一部まではわくわくしておもしろかった 最後まで波瀾万丈だしイケメンにも事欠かないし少女漫画にしたら結構売れるかも2025/11/03
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