内容説明
グリーエン卿との決闘、農民反乱の首謀者処刑、テルゼル提督暗殺と慌ただしい日々を送る帝室儀礼大隊第三中隊。そんなある日、休暇を取ったフォンクト中尉とクリミネ少尉が保養地に向かっていると、検問をしている第二中隊のビュホー軍医に遭遇する。彼女から指名手配中の政治犯を捜索していることを聞かされたフォンクト中尉は、休暇返上で任務の手伝いを申し出るのだが……。
指名手配犯は農民反乱の首謀者として処刑した(ということになっている)ユオ・ネヴィルネル!?
処刑部隊に所属する転生者の生存戦略ファンタジー、完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
尚侍
7
ものすごく面白かった。今回も主人公が口八丁でピンチを切り抜けていく様は爽快でしたが、あらら、ここで終わりですか。話の展開がやや速いかなとは思っていたものの、続きがないというのはかなり残念ですね。この主人公とヒロインであればもっと話が広がったと思うのですが、コンパクトにまとまった分物語としては締まった気もするので、続きがないというよりも上下巻できちんと最後まで読ませてくれたと前向きに捉える方がいいのかもしれませんね。2025/06/19
史
2
読んで読まれてその上で上回って、それでも国は滅ぶ。その後の世界はまた別の物語かな。2025/07/28