内容説明
その少女は、いったい誰の子――。
季節外れの雪が降った四月の早朝に、新聞配達員の少年は、側溝に倒れている幼い女の子を見つけた。その少女は、人形と見間違うほどに雪よりも肌は白く、生気がなかった。雪の上に残されている足跡はその少女のもの思われる一人分のみ。足跡は、少し先にある「プチシャトー市毛」という小さなマンションから続いてるようだ。少女はいったい誰の子で、なぜそこで生死を彷徨っていたのか。奇妙な住人たちの愛と憎しみがもたらす、不協和音サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nobby
71
なんだかね...いろいろ疲れたよ...極めて狭い空間に、よくもまあ嫌なメンツばかり集まったものだと...雪の日に側溝で見つかった名も知れぬ少女。白く生気のない肌とか、透明な姿で誰にも見えないなんて描写からホラーなのかと思いきや、毒親の連鎖による虐待の闇が浮き彫りになる。場面や視点を巧妙にズラす上手さは感じるが、全体的に軽薄な作風で重きテーマを語る賛否が分かれそう...意味深な人物や黒幕の正体も気付いてみれば序盤からかなり胡散臭かったことに納得(笑)少女達の死闘によって苦境打開果たされた結末だけが救い...2025/09/06
ゆみねこ
71
何とも後味の悪い…。季節外れの雪が降った4月の早朝に側溝で倒れていた身元の分からない幼い女の子。少し先にあるマンションから続いていた靴跡。マンションのオーナーや住人たちの秘密。毒親、ネグレクト、搾取子と愛玩子、マインドコントロール。一番の根源となった人物の恐ろしさにぞっとした。2025/07/16
さちこ
54
初めは面白かったが、途中から意味が分からなくなって、読むの疲れた。2025/07/23
hirokun
47
★3 毒親、ネグレクトをテーマにした小説かと思って読み始めたが、途中からはサスペンス小説としても興味深く読めた。物語の構成が普通の小説とは違っており、最初はあまり慣れなかったが、慣れるにつれてストーリーに入っていけた。人を知らず知らずのうちに操る人に対する怖さが感じられた。2025/06/29
ゆのん
44
4月の雪の早朝に新聞配達の少年が見つけた側溝に瀕死の状態で横たわる少女。名乗り出る保護者も無く何処の誰なのか分からない…俄然興味が湧いてくる始まりだ。事件を取材するライターが訪れたマンションの住人達もかなりヤバい。外から見たら羨ましい家族でも、素敵な人でも本当の顔は分からないという怖さ。家庭なんて所謂密室で何が行われているのか…。大人の保護がないと生きていけない子供達がもし抑圧されて育ったらどんな大人になるのか。『ヒトコワ』を読みたいならこの一冊。2025/02/28
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