MF文庫J 神椿市建設中。NOVELIZED

著者名：月島総記／風雅宿【著者】/咲の字。（PHASE STUDIO）【イラスト】/SINKA ANIMATION PROJECT【原作・監修】

KADOKAWA（2025/05発売）

• ISBN：9784046847232

内容説明

「滅びの運命なんて、変えてみせるよ。みんなで、必ず」
七年前の大災害で文明が滅びていく中、最先端の科学技術で存続する都市「神椿市」。復興を目指すその裏では、異形の怪物『テセラクター』が街の人々に脅威をもたらしていた。
神椿市で暮らす普通の少女・化歩は、“ある事件”に巻き込まれた事で、自身が歌によってテセラクターを倒す異能者「魔女の娘」であると知る。そして、戦いの中でその才能を開花させた化歩は、残る四人の魔女の娘たち──狸眼、派流、世界、此処と合流すべく立ち上がる。
V.W.Pの音楽とともに、運命に抗う少女たちを描くTVアニメ『神椿市建設中。』の前日譚、ここに開幕──！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[碧海いお]

アニメが放送前に読みました。ラノベはアニメの前日譚らしい。 衰退した地の中で唯一、栄えているのは神椿市。 テセラクターと呼ばれる怪物に魔女の娘・5人の少女が歌声で挑む。 情報量が多い一冊でした。ラノベとして読むと、架空の設定が多め。続きが気になるならばアニメを見るべきという終わり方でした。

2025/06/08

[小娘とドラゴン]

面白くなかった。人の成れの果ての異形に脅かされている世界で、その異形をパートナーとし戦う女の子たちの物語。プロットはよくあるパターンなので、キャラやバトルの爽快感、種族の違いによる価値観のぶつかりあいあたりを期待したいのだが何もない。パートナーになった異形は強さを発揮しない。何なら早々に傷を負って本来の力を出せないまま物語が終わる。主人公達の歌の力が微妙。たしかにパートナーは強化されるがピンチを打開する、勝利の鍵になることがない。ひたすらに地味。何ともぱっとせず、読みどころに困る物語だった。

2025/08/26