内容説明
社会学を学ぶうえで押さえておきたい基礎的な方法論と、「関係」「集団」「不平等」「権力」といった基本概念から、「家族」「ジェンダー」「老い」「多様性」など近年注目を集めるトピックまでを網羅。読むほどに社会と社会学にたいする理解が深まる社会学テキスト、誕生! 章末に要点の確認・文献ガイド、巻末に用語解説を収録。
目次
はじめに
第I部 社会学の理論と方法──社会を問うための基礎
第1章 社会学の基礎理論──社会を考えるためのフレームワーク
1.理論を学習する意味
2.個人か,全体か
3.社会をシステムと考える
4.個人と社会をつなげる──構造から個人へ/個人から構造へ
5.更新される社会学理論
第2章 社会学の方法論──社会を捉えるためのアプローチ
1.理論と現実をつなぐ
2.意味解釈法
3.統計帰納法
4.数理演繹法
第II部 社会を織り成す諸要素──まなざし・つながり・集まりの諸相
第3章 アイデンティティと相互行為──まなざしの交錯
1.私のありよう
2.相互行為の諸相
3.現実の構成
第4章 人びとの関係──つながりの展開
1.社会化・逸脱・闘争
2.関係の表出性と手段性
3.ネットワークと社会関係資本
4.集まりの光と翳
第5章 集団と組織──集まりの制度化
1.さまざまな集団
2.近代的な組織
3.官僚制を超えて
4.集合体の魔力
5.集合的アイデンティティの動態
第III部 生,差異,そして親密性──私的領域を問う
第6章 家族と親密性──私的領域としての家族の発見
1.家族の捉え方の変容
2.近代家族の問い直し
3.親密性の現在──「家族介護」の発見/創出
4.家族と政治
5.近代国家と個人の結節点としての家族
第7章 ジェンダー・セクシュアリティ──日常生活に埋め込まれた規範と権力
1.ジェンダーとは
2.権力と家父長制
3.「実践」としてのジェンダー
4.セクシュアリティ
第8章 障害・病い・老い──生の社会学
1.障害・病い・老いを生きることの問い直し
2.障害の認識論的転回
3.病いの位置づけ直し/意味づけ直し
4.超高齢社会/人口減少社会における老い
5.最後に
第IV部 政治,経済,そして権力──公的領域を問う
第9章 社会的不平等──正しい分配とは
1.財の正しい分配を考える
2.社会的不平等を測る
3.社会的不平等の趨勢
4.世代を超えて継承される不平等
第10章 社会階層──分断された社会
1.社会階層と社会移動
2.労働と社会階層
3.教育と社会階層
4.文化と社会階層
5.最後に
第11章 権力と国家──人を支配する力
1.誰が誰を支配するのか
2.人の何が支配されるのか
3.国民国家の登場
4.グローバル化とともに
第V部 社会変動──社会の動きを考える
第12章 社会を動かす力──社会的ジレンマを超えて
1.私益と公益の相克
2.なぜ人は協力するのか/しないのか
3.何が社会運動を成功/失敗させるのか
4.つながる力が社会を変える
5.最後に
第13章 新しい時代の社会性──多様化と流動化の彼方に
1.文化の混沌
2.共同性と公共性のゆくえ
3.宗教の変容
4.多様性との対峙
5.高まる流動性
おわりに
用語解説
参考文献
事項索引
人名索引
【執筆者一覧・担当】
数土直紀 *編者
(はじめに・第1章・第2章・第9章~第12章・コラム・用語解説)
山田真茂留 *編者
(第3章~第5章・第13章・おわりに・コラム・用語解説)
天田城介
(第6章・第8章・用語解説[共著])
山根純佳
(第7章・コラム・用語解説)
染谷莉奈子
ほか
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