内容説明
現役時代から少数意見を多数表明してきた元最高裁判事の著者が,退官後もその立場を貫き執筆した憲法論文の集大成!最高裁は憲法の番人として役割を十分に果たしているか?「足りない」というのが著者の答えだ.司法はなぜここまで立法・行政に対して謙抑的なのか?日本の司法消極主義を批判し,本来の司法の在り方を問う!
目次
はしがき
第1部 国際人権条約の適用
第1章 退去強制手続における国際人権条約の適用問題
コラム1 三宅正太郎全集を読む
第2章 マクリーン事件最高裁判決の枠組みの再考
第3章 マクリーン判決の間違い箇所
コラム2 吉田久大審院判事のことなど
第4章 司法の役目は法の支配が行き渡った社会にすること
第5章 欧州裁判官評議会
コラム3 最高裁ウイスキー党物語
第6章 グローバル社会の中の日本の最高裁判所とその課題──裁判官の国際的対話
第7章 ヨーロッパ人権裁判所との対話
コラム4 金敬得さんを憶う
第2部 違憲審査の在り方
第1章 婚外子相続分差別規定の違憲決定と「個人の尊厳」
コラム5 中野次雄刑裁教官のことなど
第2章 政教分離──最高裁判例を読み直す
第3章 憲法及び自由権規約上の弁護人依頼権
コラム6 画期的判決も見直しは必要
第4章 最高裁の「総合的衡量による合理性判断の枠組み」の問題点
第5章 「人」に頼るより「制度」の改革
コラム7 三ヶ月章『流涕記』に出会う
第6章 東京都議会議員定数是正訴訟の最高裁判決の問題点
注
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